内容説明
「セ、パ、昭和、平成、令和の名捕手が語り尽くす」。中学生からプロまで活用できる実技編。
目次
1 梨田昌孝―リードには「定義」がある(無限の中から「最善」を引き出す;12種類のカウント別「攻め方」 ほか)
2 伊東勤―「NOW(軸になる球種)」を考える(兄の背を追い、捕手のマスク;球種サインの出し方 ほか)
3 西山秀二―見えない「打者の心理」を見る(中学時代は桑田真澄とバッテリー;柴田猛から「捕手のいろは」 ほか)
4 野口寿浩―「球種の数」だけ、決め球がある(急造捕手ながら「1試合3盗塁刺」;大捕手・野村克也の薫陶を受ける ほか)
5 鶴岡慎也―ストレートを「どこで」使うか(野球選手としての感性を磨けた「捕手転向」;捕手の恩師、山崎&山中コーチ ほか)
著者等紹介
梨田昌孝[ナシダマサタカ]
1953年8月4日生まれ。島根県出身。178センチ80キロ、右投げ右打ち。浜田高“甲子園”→近鉄(71年ドラフト2位~88年)。現役17年=通算1323試合874安打、打率・254、113本塁打、439打点。主なタイトル、受賞=ゴールデングラブ賞4度、ベストナイン3度、オールスター出場7度。通算守備率・987。通算盗塁阻止率・391(企図822、刺321)。阻止率79年・536はパ・リーグ記録(セ・リーグ記録はヤクルト・古田敦也の93年・644)2000年~04年近鉄(01年優勝)、08年~11年日本ハム(09年優勝)、16年~18年楽天の監督を歴任
伊東勤[イトウツトム]
1962年8月29日生まれ、熊本県出身。181センチ84キロ、右投げ右打ち。熊本工高“甲子園”→所沢高→西武(81年ドラフト1位~2003年)。現役22年=通算2379試合1738安打、打率・247、156本塁打、811打点。ゴールデングラブ賞11度(捕手最多)、ベストナイン10度、オールスター出場16度。通算守備率・995(97年1・000)。盗塁阻止率・341(企図1673、刺571)。通算134盗塁は1000試合以上出場捕手最多。通算305犠打は史上6位。2004年西武監督1年目にして日本一。13年からロッテ監督、19年から中日ヘッドコーチを歴任。17年野球殿堂入り
西山秀二[ニシヤマシュウジ]
1967年7月7日生まれ、大阪府出身。174センチ94キロ、右投げ右打ち。上宮高→南海(85年ドラフト4位~87年)→広島(87年途中~2004年)→巨人(05年~05年)。現役20年=通算1216試合716安打、打率・242、50本塁打、282打点。主なタイトル、受賞=ベストナイン(94年、96年)、ゴールデングラブ賞(94年、96年)、オールスター出場2度。通算守備率・995。通算盗塁阻止率・374(597企図、223刺)。特に92年~97年は6年間で5度「4割以上」の高い阻止率を誇った。現役引退後は巨人(2006年~10年)、中日(22年~23年)のバッテリーコーチを歴任
野口寿浩[ノグチトシヒロ]
1971年6月24日生まれ、千葉県出身。183センチ77キロ、右投げ右打ち。習志野高→ヤクルト(1989年ドラフト外)→日本ハム(98年)→阪神(2003年)→横浜(09年~10年)。現役21年=通算911試合582安打、打率・250、42本塁打、272打点。主なタイトル、受賞=オールスター出場2度。通算守備率・995。通算盗塁阻止率・306(447企図、137刺)(98年の・421、00年の・423はパ・リーグ1位)。2017年~18年ヤクルトのバッテリーコーチを務めた
鶴岡慎也[ツルオカシンヤ]
1981年4月11日生まれ、鹿児島県出身。176センチ78キロ。右投げ右打ち。樟南高“甲子園”→三菱重工横浜→日本ハム(2002年ドラフト8巡目)→ソフトバンク(14年)→日本ハム(18年~21年)。現役19年=通算1220試合646安打、打率・238、20本塁打、267打点。主なタイトル、受賞=ゴールデングラブ賞(09年)、ベストナイン(12年)、オールスター出場2度。フレッシュオールスターMVP(05年)。通算守備率・996(日本ハム時代09年と、ソフバンク時代16年に、守備率リーグ1位)。盗塁阻止率・263(712企図、187刺)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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