目次
ホッキョクグマ
ニホンザル
アメリカンブラックベアー
エゾヒグマ
ニホンジカ
ニホンイノシシ
アトランティックパフィン
マサイキリン
マウンテンゴリラ
ベンガルトラ〔ほか〕
著者等紹介
前川貴行[マエカワタカユキ]
1969年、東京都生まれ。動物写真家。エンジニアとしてコンピューター関連会社に勤務した後、26歳の頃から独学で写真を始める。97年より動物写真家・田中光常氏の助手をつとめ、2000年よりフリーの動物写真家としての活動を開始。2008年日本写真協会賞新人賞受賞。第1回日経ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリ。公益社団法人日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
180
表紙の写真に魅かれて読みました。前川 貴行の写真集は、初読です。タイトルの通り、動物達の魂の叫びが聴こえてきそうな大迫力&凄いボリュームの写真集でした。 https://www.photo-con.com/%E5%89%8D%E5%B7%9D%E8%B2%B4%E8%A1%8C%E5%86%99%E7%9C%9F%E9%9B%86-soul-of-animals/2020/08/27
けんとまん1007
44
先に読んだ本に続いて2冊目。写真展で展示されていたものが、かなりの割合でここにある。そこで読ませていただいた文章も、改めてじっくりと読む。写真から伝わってくるものが、さらに深みを増す。それも、押しつけがましさがないのが素晴らしい。前川さんの、写真に対する、いや、生き物に対する姿勢が感じられる。奢らず、でも、時には高ぶり、その変化が写真とともに時間の変化と共にあるのがわかる。ふと思う。これは、写真に限らないこと。表現すること全般に通じるものではないかと。2024/08/23
booklight
28
見開きの動物の写真と文章がワンセットで75点ほど。動物にも写真にも魅かれて、写真家になったという想いが伝わってくる。表紙の写真や肉食獣の食事の写真は、どこかリアルな、油断して直視してはいけないようなものを見ている気になる。しかしどの写真も実はそういった部分を内包しているようにも思えてくる。そういった、なにか違うものが見えるような写真集。文章は、比較的自分のことばかり。よい写真を撮りたいと、鯨や蛙の撮影にもチャレンジして、ギラギラしているのも芸として楽しめたし、それが何か形になりそうな感じも楽しめたかな。2021/10/16
たまきら
27
表紙の写真にドキッとして。動物の生の切り取り方に写真家の思いが入っていて、ゆさぶられるものがありました。でも、表紙が一番好き。2020/10/12
遠い日
5
前川貴行さん、渾身の生き物写真集。命が迸っている。どアップも引きも、どの写真も生き生きと、しかし、凛とした表情の動物たちに思わず背筋が伸びる。彼らは命を繋ぐために一瞬一瞬が文字通り命がけ。写真に対するエッセイ的な解説も、撮った時、撮るための考えや方針など、気取らずお人柄がうかがえるものでした。2022/07/27