感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1959のコールマン
60
☆4.5。面白く読めた。でも「クラシックとジャズの対話」との副題がついているが、対話になっていない。内容は対談では無く、18のテーマに沿ってそれぞれの立場で書いた、というもの。一応お互いの文章を読んでいるようだが、まるで各人一人将棋をしている風に感じた。全然ではないものの、ほとんど話が絡み合ってこない。森本氏は南氏とは40年来の畏友と書いているが、それにしてもお互い「自分のフィールド」に入りっぱなしの文章。本当に畏友?と疑問詞が沢山並んでしまった。対談にすれば良かった。少なくともすれ違いは無くなる。↓2021/08/29
月華
1
図書館 2021年7月発行。コロナの事にも若干触れられていました。2022/07/22
林克也
1
こういう、生き方考え方に芯(哲学)のある人の出す音は強くて美しい、と思う。 この本で気づかされたことの一つに、作曲家言語環境がその音楽を作る、ということがある。なるほど。だから、ベートーヴェンの同じ曲でも、ついつい聴くのはヨーロッパ人の演奏家の方になってしまい、日本人演奏家の方はめったに聴かない自分がいるんだ。 2021/08/28