出版社内容情報
ここではないどこかへ、
作曲家は音楽を手に携えて旅をする──
《ラ・フォル・ジュルネ音楽祭》日仏共通オフィシャルブック!
「行け! 外へ出て、遠方をめざせ!
世界こそ、芸術家が挑むべき舞台!」
──C.M.v.ヴェーバー
修行のため400kmを徒歩で旅した大バッハ、
ヨーロッパ中を狂乱させたパガニーニの楽旅、
バルトークの民族音楽研究旅行、
豪華客船や鉄道に熱狂したタンスマンやオネゲル、
山をこよなく愛したマーラー、
転地療法に望みをかけたショパン……
旅はいかに作曲家たちの想像力を刺激したのか──
プロフィール
コリンヌ・シュネデール(Corinne Schneider)
1969年、フランス生まれ。音楽学者(専門は19世紀〜現代)、執筆家、教師、放送作家。パリ国立高等音楽院で音楽史、美学、理論などを学ぶ。パリ第4大学(ソルボンヌ)メトリーズ課程でリスト研究家セルジュ・グートに師事。2002年、トゥール・フランソワ゠ラブレー大学に、第2帝政期フランスにおけるドイツ歌劇の受容にかんする博士論文を提出。博士(音楽学)。著書に『ヴェーバー』(Gisserot, 1998)、『シューベルトの影』(Fayard, 2007)などがある。
西久美子(にし・くみこ)
日仏英翻訳者。2005年、東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。2008年、リヨン第2大学修士課程修了。訳書にJ.‐J.エーゲルディンゲル『ショパンの響き(小坂裕子監訳、音楽之友社)、E.レベル『ナチュール 自然と音楽』、C.パオラッチ『ダンスと音楽』、E.バリリエ『「亡命」の音楽文化誌』(以上アルテスパブリッシング)がある。
1 ~ 1件/全1件