ルネ・マルタン プロデュースの極意 - ビジネス・芸術・人生を豊かにする50の哲学

電子版価格
¥1,100
  • 電子版あり

ルネ・マルタン プロデュースの極意 - ビジネス・芸術・人生を豊かにする50の哲学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6変判/ページ数 141p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865591576
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

出版社内容情報

毎年100万人をクラシック音楽の祭典ラ・フォル・ジュルネに引き寄せる音楽プロデューサーが語る、人生を花開かせる50の箴言集。愛の物語を構築すること、それがビジネスだ!



毎年100万人をクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ」に引き寄せるプロデューサーが初めて語った「成功の法則」。

あなたの仕事が、日常が、人生が変わります!



毎年100万人をクラシック音楽の祭典に呼び、熱狂させる

世界一成功した音楽プロデューサーは、

いつもポロシャツとコットンパンツの出で立ちで現れ、

頬への熱いキスとたくさんの言葉とまっすぐの眼で仕事をする。

戦略も駆け引きも心理学も使わずに──。

ルネの言葉には、愛と音楽と物語のある人生への鍵があるのだ。





ルネ・マルタンのビジネス・芸術・人生を豊かにする50の哲学



・「好奇心」こそ、企画においてもっとも優先されるべきものです。

・誰もが自分の心の中に豊かさの源を持っています。

・私たちが売っているのは、夢でありエモーションなのです。

・異なるものの間に架け橋をかけるという意識を持つことです。

・クラシック音楽は、この世に存在するものの中でいちばん力を持つ宝物。

  あらゆる人に開かれ、あらゆる人が愛する権利を持っているのです。

・聴きたいと思ってくれるお客さんがいることを、まず喜ぶことです。

  そして、来てくれてうれしい、という気持ちをその人たちに伝えなければいけません。

・聴衆と音楽との関係性を変革すること。

・観客一人ひとりが、自分自身のフェスティバルをこしらえていく。

  そのための材料を提供しているのです。

・あらゆる文化的企画は、教育がベースにあること、

  ひとつのストーリーを持っていることが重要です。

・音楽祭の企画を作ることは、できるだけ公正な音楽の風景を描き出すことです。

・絶対に低価格であるべきです。何よりも音楽が最優先されなければなりません。

・新しい耳を持った聴衆と出会うことが、演奏家には何よりも必要です。

・音がこちらに向かってくるのを待っているのではなく、

  自分から音を取りに行かなければいけません。

・東京という街は、文化面で切ることのできるカードをたくさん持っています。

・企業にとってメセナとは、非常に大胆で思い切った投資の手段です。

  しっかりとした文化的企画に投資すれば、数年後にそれは何十倍になって返ってくるでしょう。

・人間を豊かにしていくのは文化以外にありません。



     *



・一つひとつの企画は、自分自身の勉強のためのステップです。

・アイディアなら誰でも美しいものをいくらでも思いつくことができる。

  でもそれを実現させるときに必要となるのが経営です。経営とはすなわち実現のことなのです。

・まず、一歩引いたところから、自分に何ができるかを観察する。

・一緒に仕事をすべき人、尊敬すべき人は誰なのかを、いつも注意深く考えています。

・自分の精神状態を乱すような相手とはできるだけ距離を置く。

  それは自分自身の内面の豊かさを守るために必要なことです。

・自分自身の独立性を保つことが大切です。

・あなたが必要なときにはいつも私はそこにいる。

・果たすべき使命、天職が自分にはあるという意識は、

  鍵となるものを見出し、進むべき方向性を見出すための方法なのです。

・地上に生きる誰もが、それぞれに果たすべき使命を持っています

  ──演ずるべき役割があるのです。



     *



・恋愛、家族、仕事とは──愛の物語の構築です。

・ビジネスに愛は不可欠です。相手に対する敬意を持ち、深い愛情を抱き、

  愛の物語を共に構築することです。

・あらゆる問題は解決できるもの。官僚主義は、技術的な問題に過ぎません。

・やるとなったら徹底的にやらなければなりません。

  そのためには、最後まで到達するためのエネルギーを自分の中に見つけることです。

・できるだけ人と直接会って、細やかに話をしてください。

・初期の精神性を維持することこそが、企画の継続につながっていくのです。

・「新しい耳」を常に自分の中に持たなければいけません。

・「聴く」ということと、「静寂を知る」ということは、私たちの心の扉を開くための二つの鍵なのです。

・自分の中に美しい風景を、栄養として取り入れるようにしています。

・力のある「場所」を選ばなければならなりません。



     *



・知識への鍵──それは、選択する能力、そしてひとりの人間として成熟する力のことです。

・子どもとは、言葉にし難いほどの、真の豊かさそのもの。

  常に子どもたちに近づくようにするべきです。

・家族とはすなわち愛であり、

  前に進むための足掛かりを与えてくれるのが子どもたちなのです。

・セックスとは、自分の中のバランスをとるための鍵のひとつです。

・待ち焦がれることや欲望することは、何よりも官能的なものです。

・誰かと話しているときに、こうやって自然と手が触れる。それは友情のしるしなのです。

・夫婦で生きるとは、日々新しく夫婦の関係を構築するということです。

・ひとつの物語が破綻したとしても、別の物語を構築することによって、

  人生に必要なバランスを見つけることができます。



     *



・自分自身の人生をまっとうするためには、他の人の人生を傍らに感じることが必要です。

・民主主義の本質とは、他者を受け容れること、

  自分とは異なる考え方を尊重すること、お互いの価値観を共有することです。

・テロで殺し合うのは、宗教どうしではなく、人間どうしです。

  歴史的にみるならば、宗教によって殺される人はむしろ少なくなってきています。

  そして芸術とは、人間の持つ賢明さの象徴なのです。

・宗教音楽とは、私たちを超越した力の敏感な顕れです。

・社会が悲劇的な状況にあるとき、他の人たちの存在を近くに感じること、

  何かを分かち合う時間を持つことが、必要になってきます。そこに音楽の役割があるのです。

・私たちは娯楽をただ提供しているのではありません。それは一つの団結、連帯の姿なのです。

・クラシック音楽とは、魂の言葉にほかなりません。



日本のみなさまへ(ルネ・マルタン)

ルネ・マルタンとラ・フォル・ジュルネが私たちにもたらしてくれたものとは何か──あとがきに代えて

林田 直樹[ハヤシダ ナオキ]
音楽ジャーナリスト・評論家。
1963年埼玉県生まれ。慶応義塾大学文学部卒。音楽之友社『音楽の友』『レコード芸術』編集を経て、オペラ、バレエから現代音楽やクロスオーバーまで、幅広い分野で取材・著述活動をおこなうフリーランスに。著書は『クラシック新定番100人100曲』(アスキー新書)他。月刊『サライ』(小学館)に連載中。
インターネットラジオ「カフェフィガロ」パーソナリティ、「OTTAVA」プレゼンター。Facebookページ「LINDEN日記」
https://www.facebook.com/Lindennikki
メールマガジン「林田直樹の“よく聴く、よく観る、よく読む”」
http://www.mag2.com/m/0001396250.html

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

39
毎年ゴールデンウイークに東京国際フォーラムで行われる「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」の音楽祭プロデューサーであるマルタンさんを、ラジオ音楽番組「オッターバ」のプレゼンター林田さんが書かれた本。家族に誘われて、ここ数年聴きに(遊びに)行っている音楽の祭典。ケチな私は、コンサートに行きたくても、数万円も出す気にはなれません。それが数千円で一日中楽しめるお祭りにしてくださった方。言葉の随所に「静寂」「神秘」と出てきて、音楽を楽しむ根源の言葉と気づかされました。批判するよりも愛を持って対処する素敵な方です。2017/02/17

Decoy

1
「素晴らしい!」と思った点も多く、傍線引きまくり。ただ、「何でそんなに確信が持てるんだろう?」と不思議にも思う。経営学を学んだということが、成功のポイントか。音楽好きで音楽業界で働く人は多いが、経営の視点を持っている人は少ないようなので。人生論の方は、うらやましいけれど、日本人にはあまり参考にならないような気も…。2017/03/24

YOSHI-CO

0
共感のすることが多い音楽評論家、林田さんの著作。ラ・フォル・ジュルネのプロデューサー、ルネ・マルタンさんへのインタビューで構成されている。 「人間を豊かにしていくのは、文化以外にありません」「自分自身の人生を全うするためには、他の人の人生を傍らに感じることが必要です」「民主主義の本質とは、他者を受け容れること、自分とは異なる考え方を尊重すること、お互いの価値観を共有することです」など素敵な言葉が詰まっています。苦しい時にこそ音楽を分かち合う...音楽は誰の前にも平等。彼の言葉に心から共感しました。2017/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11517573
  • ご注意事項

最近チェックした商品