出版社内容情報
コピーライター一倉宏とシンガーソングライター上田知華がコラボ。清少納言のクラシックでモダンな感性が女声合唱になりました。「日本語で美しく伝わる楽曲」という上田知華の構想に対し、『枕草子』をできるだけ忠実に現代語に置き換えるという一倉宏の提案によって生まれた『歌曲集 枕草子』が、こんどは合唱になりました。
美に対する繊細なセンスとこだわりを持ったおしゃれでモダンなエッセイスト、清少納言。
千年の時を経てよみがえる「平安女子」のクラシックでモダンな感性をそのままに、現代の女性たちが共感をもって歌える女声合唱の新スタンダードの誕生です。
女声合唱団「青い鳥」委嘱作品、2016年7月22日、栗山文昭指揮により初演。
編成:女声3部、チェロ
清少納言から現代の女性たちへの「想いのリレー」(一倉宏)
「個」の力が「響き」になって(上田知華)
01 あてなるもの……第39段「あてなるもの」より
02 比べられない……第68段「たとしへなきもの」より
03 九月の露……第124段「九月ばかり」より
04 嵐のつぎの朝……第188段「風は~野分のまたの日こそ」より
05 初夏の契り……第34段「木の花は」より
06 私の好きな月(My Favorite Seasons)……序段「春は曙」/第2段「ころは正月」より
歌詞/解説
一倉 宏[イチクラ ヒロシ]
「きれいなおねえさんは、好きですか」「うまいんだな、これが」「あなたとコンビに」「家に帰れば、積水ハウス」など、数々の有名コピーがある。作詞作品も、斉藤和義『ウエディング・ソング』から信長貴富の合唱曲『こころよ、うたえ』まで幅広い。
上田 知華[ウエダ チカ]
上田知華+KARYOBINとしてデビュー以来、ソロアルバムを含めオリジナルアルバム11枚を発表。作曲家としても数多くのアーティストに楽曲を提供している。なかでも今井美樹の『ピース・オブ・マイ・ウィッシュ』はミリオンセラーとなった。