出版社内容情報
教養として身に付けておきたい幅広い知識の一つとして、法律の知識を学ぶことが楽しくなるような入門書として発刊するシリーズ3作目。
「なぜ労働者が労働法を学ぶべきか」「どのような社会的背景のもとで法が整備されたのか」「私たち一人ひとりは、どのように労働法とかかわるべきか」といった問いに向き合いながら、「教養としての労働法」の本質を探る!
「フリーランスが労働法で保護されるようになった?」「法定外休日は振替休日と混同されがち?」「ハラスメントの判断基準は?」等々、社会人に身近な疑問を織り込んだ1冊!
【目次】
第1章 労働法総論
第1講 労働法を学ぶ意義
第2講 労働法と民法等の関係
第3講 労働法立法の展開――最近の再編過程
第4講 労働法の変遷と種類
第5講 労働者とはいかなるものか
第2章 ハラスメント
第6講 パワハラ
第7講 セクハラ
第8講 マタハラ、ケアハラ
第3章 労働者の人権保障
第9講 労働者の人権は職場でいかに保護されるか
第10講 労働者のプライバシーの保護と企業との利益調整
第11講 障害者を取り巻く問題
第4章 労働条件
第12講 労働時間法制の概観
第13講 休憩時間
第14講 週休制の原則
第15講 時間外・休日出勤、深夜労働と割増賃金
第16講 変形労働時間制
第17講 フレックスタイム制
第18講 みなし労働時間制
第19講 裁量労働制
第20講 労働時間規制の適用除外
第21講 配置転換
第5章 非正規労働者
第22講 有期労働契約
第23講 パート有期法
第24講 派遣労働者・事業場内下請労働者等
第25講 偽装請負
第6章 休職・労災
第26講 私傷病休職
第27講 労 災
第28講 労災民事賠償事件
第7章 解雇・退職
第29講 懲 戒
第30講 解雇・退職をめぐる紛争
第31講 定年制・自然退職
第32講 解 雇
第33講 整理解雇・雇用調整への法規整
第34講 解雇無効の効果
第35講 雇用関係終了に伴う法規制
第8章 労働関係紛争の解決システム
第36講 個別労働紛争
第37講 労災保険給付をめぐる紛争調整手続
第38講 労働審判
第39講 他の手続との選択基準