内容説明
カミングアウトを受けた場合は?LGBTを知るための従業員への研修は?児童生徒・保護者への周知方法は?施設整備の具体的対策は?パワハラやセクハラにあたる言動とは?パートナーとの将来を見据えた手続とは?現行の法律・制度で、日々の生活での課題をどのように解決できるのか、弁護士がわかりやすく解説!
目次
第1章(セクシュアルマイノリティが抱える問題;セクシュアルマイノリティをめぐる国際的状況 ほか)
第2章 家庭(パートナー)・社会生活をめぐる問題への対応(同性パートナーの婚姻;同性パートナーの病気・高齢化問題 ほか)
第3章 職場の問題への対応(カミングアウトへの対応;性的指向・性自認に関係する性的な言動とセクハラ ほか)
第4章 企業活動に伴う問題への対応(施設運営におけるLGBT対応;レディース・プランへの対応 ほか)
第5章 学校に関する問題への対応(LGBTの児童生徒が直面する問題;性同一性障害の児童生徒に対する特有の支援 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuki
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もう、何番煎じか分からなくなってきたテーマ。SDGsやELSI研究、Diversityという、より包括的な理念が提起される令和の時代に、「LGBT/SOGI対応!!」と謳われることの不快感。2021/06/20
Nori
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LGBTQの基礎的知識を概説したのち、家庭(パートナーほかとの関係性)、職場、学校における具体的な懸案事項を法的に紐解き、如何に対処するのがベターなのか、その落とし所を考察。 とても面白く拝見した。判例も少しは重なってきており、国際社会の動きを踏まえて、国内も合わせていかないと、今後経済活動もなりゆかないであろうことは、十二分に捉えることができた。レディース&ジェントルマン、この呼びかけすら今後は過去の遺物になるであろうことまで、私は考えが及んでいなかったし、アウティングについても個人的に考えさせられた。2021/04/25
たか
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「腫れ物」という印象が強化された。LGBはともかく、特にTが。性同一性障害は病気ではないと主張する一方で、周囲に過大な負担・配慮を求めるし、性別適合手術を公的医療保険の対象にもしている。病気じゃないのに?この矛盾を解決しなければ、理解が広まることはない。2020/08/20
やまなみ
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ダイバーシティ経営など多様性が進むなかで、lgbtqの当事者たちとしてどのように正当な権利を主張できるのか、どういう限界があるのか、展望があるのか、また企業や学校などどのように対応していくとよいのか、法律に基づき分かりやすく解説されている。lgbtq層は日本において8.9%という調査結果もあり、関係ない、など思わずに全ての人に関心をもってほしい。
ぞだぐぁ
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LGBTに絡んだ今後起こりうる問題について、LGBTとはなんぞやと言う所から分かりやすく説明している本。更衣室やトイレの問題は割とすぐに思いつくけど、同性愛が犯罪の国への渡航があり得るからキャリアパスを考えるとか、恋愛趣味レーションで同性との恋愛が出来ないことへの文句は思いつかなかったので参考になった。2020/02/03