内容説明
倒産処理の担い手の役割から手続のあり方を論究!炯眼・気鋭の研究者が債権者(機関)・債務者・裁判所・管財人・事業再生支援団体等のプレーヤーの役割を歴史的変遷と比較法的視点から基礎づけることで、倒産処理手続のあるべき方向性を示す!
目次
第1章 わが国における倒産処理のプレーヤー(担い手にみるわが国の倒産法概史―第三者機関中心モデルの生成と変遷;わが国における裁判所と倒産手続 ほか)
第2章 管財人の選定・報酬・法的地位(管財人制度にみる日本・ドイツ・中国の倒産法比較;管財人候補者の選定 ほか)
第3章 事業再生のプレーヤーと債権者の利益(「再生債務者=D.I.P.」概念の再検討―民事再生における事業再構築のプロセスの検討;「債権者一般の利益」概念の意義と機能 ほか)
第4章 倒産処理のグローバル化を見据えて(プレーヤーをめぐる各国の特徴;アメリカの倒産手続と裁判所―未完の裁判所・裁判官に映るあるべき司法像の変遷 ほか)
終章 倒産処理プレーヤーの今後―真の専門家集団へ(倒産弁護士の誕生と成長;倒産手続の担い手の集団化)