内容説明
実務に直結した営業秘密の適切な管理手法を解説!基礎知識から自社の情報が第三者により侵害されたときの対応、特に重要な情報の漏えい・流出リスクの極小化、企業秘密が漏えい・流出した場合の対応、他社の情報の侵害者と疑われないようにする体制について、豊富に図表を織り込み丁寧に解説!
目次
第1章 営業秘密管理の必須知識(なぜ「営業秘密」を管理するのか;営業秘密保護と不競法―全体像と改正の経緯;平成27年改正不競法の内容と意義―重罰化・推定規定/流通規制の導入等)
第2章 営業秘密の保護に関する不競法と実務(企業として行っておくべき備え;民事訴訟による対応;刑事訴訟による対応)
第3章 営業秘密管理の実務(営業秘密管理の4つの視点;経産省ガイドラインと管理体制;社内における営業秘密管理体制の構築;人事・労務面からみた営業秘密管理;営業秘密漏えいへの対応・対策;他社からの営業秘密の漏えい防止;他社の営業秘密の侵害防止策)
資料編 関連資料
著者等紹介
服部誠[ハットリマコト]
弁護士・弁理士・ニューヨーク州弁護士(阿部・井窪・片山法律事務所・パートナー)。神戸大学大学院法学研究科客員教授、慶應義塾大学理工学部修士課程講師、一橋大学大学院国際企業戦略研究科講師。1998年に弁護士登録後、主に企業法務に携わり、情報管理、知的財産、会社法務といった分野に関する訴訟、意見書作成、依頼者からの相談等を多く担当している。経済産業省経済産業政策局知的財産政策室出向時(2001年~2002年)には、営業秘密を規定する不正競争防止法の改正作業に携わった経験を有する
小林誠[コバヤシマコト]
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社シニアヴァイスプレジデント。K.I.T.虎ノ門大学院(金沢工業大学大学院)イノベーションマネジメント研究科客員教授、東京工業大学環境・社会理工学院技術経営専門職課程CUMOTプログラム知的財産戦略コース講師、知的財産アナリスト認定講座(AIPE認定シニア知的財産アナリスト)講師、トレードシークレット・マネージャー養成講座講師。国際特許事務所を経て2007年に現職に至り、知的財産が重要となる製造業およびICT業界のクロスボーダーM&Aにおけるファイナンシャルアドバイザリー、および知的財産戦略コンサルティング業務を専門としている
岡田大輔[オカダダイスケ]
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社シニアヴァイスプレジデント。公認不正検査士。トレードシークレット・マネージャー養成講座講師。消費者金融業、輸入卸業、人材派遣業等を経て、2008年よりデジタル・フォレンジック業界に身を投じ、2013年より現職に至る。産業スパイ、情報漏えい等の事案に対するデジタル・フォレンジックを活用した不正調査を得意としており、これまでに指揮を執った事案は述べ200件を超え、それらの調査から発展した訴訟支援も多数経験している
泉修二[イズミシュウジ]
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社シニアヴァイスプレジデント。公認不正検査士。大手通信キャリアにおいて、全国通信バックボーンの設計・運用、他事業者との相互接続ネットワークにおける技術仕様検討、無線技術検討などのネットワークエンジニアリングを経験後、広報の技術領域担当者としてマスメディア対応に従事。現在は、デジタル・フォレンジックによる不正調査対応、e‐Discovery対応の傍ら、リスクアセスメントおよびインシデント発生を見据えた対外的情報発信における体制構築や情報統制などの支援も担当し、数々のインシデント事案においてサービス提供の実績を有する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。