オマール王子の旅 - 広島で原爆に遭った南方特別留学生

古田博一/藤原飛鳥

あいり出版（2019/10発売）

• サイズ B5判／ページ数 32p／高さ 26cm
• 商品コード 9784865550580
• NDC分類 E

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[chiaki]

あの日、原爆の被害に遭ったのは日本人だけではなかった。太平洋戦争末期、大東亜共栄圏という目的で南方占領地各所から招致された南方特別留学生。本書は、マレーシアからの留学生として広島大学で学んでいたオマール氏の被曝体験を綴った絵本。原爆の恐ろしさを伝えながら、ヒロシマ・ナガサキ以降～今日までに行われた数々の核実験に疑問を投げ掛ける。核の平和利用は造り上げられた幻想なのか…。ラストにもあるが、人類に「智恵」と「希望」をと願わずにはいられない。

2019/10/12

[憩子]

図書館の新着棚から。副題「広島で原爆に遭った南方特別留学生」

2019/12/10