出版社内容情報
文明が忘れ去られ”幻想”となった時も”本”だけは繋いでいた
――意志を繋いだのは、いつだって本だった。
辺境の農村で暮らす少年アッシュには秘密があった。
それは今より遙かに豊かな前世らしき記憶を持っている事。
あまりに貧しく、辛い生活の中で、決意する――
記憶にある便利な生活を、今世に取り戻そう、と。
その鍵こそが、古代文明の叡智が記されたという〝書物〟の解読だった――。
文字を覚える所から始めた少年が、古代語を解読し、やがて世界に変革をもたらす文明復旧譚、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
36
転生して本の虫になる。前世の知識はあるけどチートってほどではない。この感じだと少なくとも成長するまでは面白いだろうと思う。2022/01/08
しましまこ
16
近所の書店での推し本。辺境の貧しい村に転生した少年の本を求める物語。古代文明を紐解いて目指せ文明復旧、豊かな生活!これは原作も読まねば。2022/08/16
えーわい
9
子供っぽくない子供だなー。でも、敬語キャラでいい味でてい好きかも●山で遭難。一緒に山菜採りしてた男の子達が怪しいよねー2024/08/06
毎日が日曜日
6
★★★2022/01/19
ちゃか
5
1話冒頭の「本だ。本だった」から始まる描写がとても綺麗で、知識についてしっかりと向き合ってくれてる感じがするのが良いんですよ。 主人公は寒村に生まれた農民の子、アッシュ。彼には前世の記憶らしきものがあり……8歳児でも立派な労働力に数えられる世界が生きにくくてしょうがなかった。 そんな彼が、村長夫人の開いてくれた朗読会で、本によって継承された知識に目を付けて。 文字を覚えるところからスタートしてますが、驚くほどの呑み込みの早さで習得して、今後も本を読めるように契約書まで整えている辺りは強かです。2021/08/19