オーバーラップ文庫 ガンナー・ガールズ・イグニッション〈Ｃａｓｅ１〉フェイタル・インシデント

山口 隼【著】

オーバーラップ（2021/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 382p／高さ 15cm
• 商品コード 9784865548648
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

「誰も信じるな。この私でさえも」

トウキョウの東、環境建築都市／チバ・シティのとある路地裏。
ダウンタウンに住む青龍寺天は違法な機関義肢の運び屋をやっていたが、隠していたＥＳＰ能力をきっかけに事件へ巻き込まれ、機関義肢犯罪を扱う諜報機関ＳＩＡに入局。
同じくＥＳＰ能力者の七世涼、岬今日子らと『チーム・イグニス』を結成する。
対峙するは地下組織「フェイスレス」。
しかし、その背後にはさらに強大な敵の影が蠢いていた。
絡み合う陰謀と罠、轟く銃声。
虚実と死線を越えた先、天たちに待ち受ける結末は――。

内容説明

トウキョウの東、環境建築都市／チバ・シティのとある路地裏。ダウンタウンに住む青龍寺天は違法な機関義肢の運び屋をしていたが、隠していたＥＳＰ能力をきっかけに事件へ巻き込まれ、機関義肢犯罪を扱う諜報機関ＳＩＡに入局。同じくＥＳＰ能力者の七世涼、岬今日子らと『チーム・イグニス』を結成する。対峙するは地下組織「フェイスレス」。しかし、その背後にはさらに強大な敵の影が蠢いていた。絡み合う陰謀と罠、轟く銃声。虚実と死線を越えた先、天たちに待ち受ける結末は―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[のれん]

『攻殻機動隊』を思い出させる世界観をもとに主要味方キャラ全員女にしてラノベっぽさを持たせた作品。 洋画を意識したサブタイや設定も多く、この手の作品が好きな読者には楽しい。その上で「情報を通じ私たちは誘導されている」という今尚熱いSF問題をテーマにしている。 拭いきれないリアルさに立ち向かうキャラは素直に良いと思うし、女同士の絡みもしっとりさがあってエロい。 ただしバトル展開のおかげでテーマが薄れていた。難しい問題で突っ込んでいくとアクションなくなるからしゃーないけど。あとエピローグはいらんかったかも。

2021/03/28

[リク@ぼっち党員]

アクション、裏社会、女の子同士、色々な面でラノベの定石から外れた、『好きな人は好き』を突き詰めたような作風。裏社会で生きることへの苦悩や意志など、彼女たちがそこに生きているという雰囲気が出ていたと思う。

2021/05/15

[半熟タマゴ]

一匹狼の運び屋･青龍寺天はとある事件に巻き込まれ強制的に諜報機関に入局することに。孤独だった天がチームとして行動する中で次第に変わっていくガールズアクション。女好きでクールな上司･七瀬涼が特に魅力的なキャラでした。主人公の語りに癖があるので取っつきにくい部分もありますが、個人的には彼女たちが活躍する話をもっと読んでみたいです。

2021/09/14

[真白優樹]

違法機関義肢による事件が起きた近未来の日本で、ダウンタウンで運び屋を営む少女が、諜報機関にスカウトされ始まる物語。―――不信と銃声の先、生き抜くだけの理由を探して。　硝煙が渦巻き、銃声がこれでもかと木霊する。そんなド迫力のアクションが連鎖して続く物語であり、何処かダーティで、けれどロックな女の子達が時にぶつかり合いながらも輝く、毛色の違った熱さが楽しめる物語である。裏切りと不信の先、戦いは続き敵の思惑はまだ蠢く。そんな中、生きる理由を見つけた彼女達はどんな戦いへ挑むのか。 次巻も勿論楽しみである。

2021/03/26

[ペンギン練士]

刺さりました。 強い女同士のあれこれ、めちゃツボです。

2022/06/20