出版社内容情報
婚約者は前世の自分を殺した皇太子!?
内容説明
ループ7回目の人生が始まり、皇太子アルノルトのもとへ嫁ぐことになったリーシェ。アルノルトとその弟テオドールとの確執も解け、戦争回避に一歩前進、のはずが。「騎士候補生の訓練に混ざりたい、しかも『男として』だって?」未来のアルノルトの強さの秘密を体感するべく、リーシェは男装して騎士候補生の訓練へ参加することに!?書籍限定エピソード「恋人ごっこの淡い戯れ」収録!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
36
2巻はループ3回目の錬金術師だった時にお世話になった北の国の王子と師匠と呼ぶ錬金術師との邂逅。薬師、錬金術師の時に彼等にお世話になっており為人はよく知っている。だが、採取出来る宝石が枯渇しそうになっており周辺国より軍事に強い帝国の庇護下に置いてもらおうとしていたとは、腕の良い外国から来た一般の薬師、錬金術師には知らない事だった。お陰で、最初は彼らの目的が分からず迷走。さらに6回目の時のように動けるように男装して新人の騎士見習いとして訓練に参加するのでスケジュール、体力的に、主に筋肉痛で過酷な状態。2024/03/08
すがはら
32
アルノルト何て出来る子なの!甘いわー!それもヒロインの反応を楽しみながらなんてもう砂が吐けるレベルよー。終盤にさしかかるまでは、これまでのループ人生の知識にばっかり引っ張られてないで目の前の人をしっかり見てよ!って本を揺すって目を覚まさせたい気分でしたけど。3巻は二人がさらに接近できるといいな。まだ会えていない皇帝がとっても気になります。2021/03/06
星野流人
31
目の前に立ちふさがる様々な困難を、ループで得た知識を糧にして突破していく物語がとてもおもしろいです。一筋縄にはいかない状況を、特殊な知識を用いて、さらに発想を飛躍させて突破していく、かなり理想的な物語作りをしています。続きが気になってドキドキ読める、良作でした。ラブコメとしてもアルノルトがリーシェに(意識的にしろ無意識的にしろ)順調に籠絡されていて良かったです。リーシェが男装して兵の訓練に紛れ込んだりと、突飛もない行動をするのが飽きさせずおもしろかったです2023/01/02
陸抗
19
着々とリーシェの味方が増える中、アルノルトの立ち位置もほんの少しだけ見えて来たかな。父親でもある皇帝が暴挙に出ないよう、自分が動いて悪評も受け止めてるみたい。まだ皇帝に会えてないから、どんな人なのか全く分からないけど。リーシェのループ人生で、幸せに出来なかった人も救うなら、次は騎士として守った主を助けるのかな。全ては五年後の戦争の回避の為だから。2021/03/08
いくら丼
15
ループの醍醐味でもあるかもしれませんが、救えなかった人たちを救い、やりきれなかったことを拾い上げてくれるんです。2度目以降の出会いが新たな出発にもなるのです。それは、このおはなしの魅力かなって。でも一方で、テオドール殿下は出会ってすらいなかったし、ガルクハイン国に関しては完全に初めてで、そのバランスも良いのかも。あとフリッツ好きなんですけど、約束通りの再会の時を考えると……寂しい気持ちになりますね。きっとフリッツの望む形とは、違うものだから。めっちゃ笑ったけどね(( リーシェ、気づいてあげて……ww(笑)2022/10/05