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出版社内容情報
――流転する光。
立ち上る火柱を視認し、ラスティアラたちの安否を確認するべく地下街に向かったカナミ。
そこで目にしたのは、捕縛から抜け出したノスフィーによって『素直』にさせられ、仲間内で争うラスティアラたちの姿だった。
すぐに加勢しようとするが、ラスティアラに制止され……!?
ノスフィーとの決着をつけるため、ラグネが持ち込んだ触媒で過去視を行ったカナミは、いかにして彼女の在り方が形成されたかを知る。
さらに未来視でフーズヤーズ城を支配したカナミは、ついにノスフィーと対峙し――。
そして、『彼女』とどこまでも落ちていく。
内容説明
立ち上る火柱を視認し、ラスティアラたちの安否を確認するべく地下街に向かったカナミ。そこで目にしたのは、捕縛から抜け出したノスフィーによって『素直』にさせられ、仲間内で争うラスティアラたちの姿だった。すぐに加勢しようとするが、ラスティアラに制止され…!?ノスフィーとの決着をつけるため、ラグネが持ち込んだ触媒で過去視を行ったカナミは、いかにして彼女の在り方が形成されたかを知る。さらに未来視でフーズヤーズ城を支配したカナミは、ついにノスフィーと対峙し―。そして、『彼女』とどこまでも落ちていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
34
立ち上る火柱を視認し、ラスティアラたちの安否を確認するべく地下街に向かったカナミ。そこでノスフィーによって『素直』にさせられ、仲間内で争うラスティアラたちを目の当たりにする第十五弾。素直にさせられたらまあそうなるよな...という展開でしたけど、可燃物のカナミを止めて彼女たちとしっかり向き合ってみせたラスティアラは流石でした。それにしても過去視によって知ったノスフィーの壮絶な過去と、その贖罪ともいうべき総力戦の先にあった、思ってもみなかった斜め上の展開には正直絶句しました。ここからどうするんですかね…これ。2021/01/21
サケ太
19
ノスフィーの掘り下げ。そして衝撃的な展開。毎度ではあるが、このジェットコースターの様な衝撃がある段階ごとに攻めてくるのが巧い。これだから読むのがやめられない作品。2021/02/14
のれん
15
カナミは英雄譚のアンチテーゼでもある。多くの人を救おうとしても、結局救いたい優先順位は決まっていて、いくら謝罪しても、その奥底では自分の押し通したい願望がある。 彼の押しつけられた環境は酷いものだけど、彼が抱えたいものは彼をクズにしてしまう。今作は割に合わない願いを背負った者たちの戦いなのだ。 ただこの中では癇癪程度のノスフィーにすら、本心からいえないカナミには苦笑してしまう。彼の感性は普通よりだと思うけど、ラスティアラやマリアとか、肝が太すぎる女性陣をみてると根性ねぇなと思うのはしょうがないかw2021/02/14
彼方
9
娘であり、拒絶し続けたノスフィーと決着をつけるために過去視を行ったカナミは、いかにして彼女の在り方が形成されたかを知る…第15巻。ノスフィーが本当いい子すぎて、そしてこの結末…『理を盗むもの』一人一人でも重い人生があるのに、この仕打ちはもう…本当劇的な展開を迎える作品ですよ…。色んな傍点、細かいシーンも過去と未来に繋がっていて、web既読でもとてつもない構成力だなと…間違えてやり直して、またも一つのバッドエンドに行き着いてしまってここからが新たな始まり。世界の真相、カナミの選択を最後まで文庫で見届けたい。2021/01/23
ランドセル太郎
8
カナミはこの作品の主人公だから絶対なんとかなる。それを全て覆させられた15巻。ノスフィーは本当に優しい子だから、カナミもノスフィーはいつかは心開いてくれると、最悪の場合でもノスフィーを最優先にしようとしていました。でもそれは、あくまで上辺であり、予想外の展開になってからは自分のことが可愛くなってしまいます。この作品は本当に世界観がすごい。タイトルがフランクな感じだからなんとなく手にとってみて読んで早15巻。これからどう物語が進むのか、めちゃくちゃ気になりました。続刊に期待!2021/02/18
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