内容説明
「悪魔のような伯爵家」の令嬢として、周囲から疎まれているリネア。彼女は誕生日の贈り物として、特別な聖花を使って作られた聖花菓子をプレゼントされる。そのお菓子を食べた晩、リネアは悪役令嬢として投獄される悪夢を見てしまう。その夢を不思議に思いながら学院へ通った翌日。リネアは望んだものを自身に近づけない『ブロックスキル』に目覚めていた―！そんなリネアの前に現れたのは、お菓子公爵と呼ばれる無類の甘い物好きな公爵、ラース。彼によると、悪夢もスキルも聖花菓子のせいらしくて…？話を聞いたラースはリネアに興味を持ち、これからも聖花菓子を持ってくることに。そして、投獄される悪夢は自身の将来らしいと気付いたリネア。このままではいずれ処刑されてしまう―夢から得たヒントと『ブロックスキル』で、リネアは破滅の未来を回避するべく動き出す！まずは…この忌々しい伯爵家から離れることにしましょう―！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
16
父親に存在自体忘れられ、父親の所業で学園でも疎まれている伯爵令嬢のリネア。不思議なお菓子を食べたのをきっかけに、投獄される未来の夢を見てしまい、更には自分が望んだものを寄せ付けない、ブロックスキルも手に入れた。ここから自分の境遇を変え、父親の目論見を打ち砕こうとするところで終了。リネアを助けてくれる、公爵ラースの真意も不明のまま。あまりに不憫で手を出しただけかな？2020/12/16
RINGOoisiiiiiii
4
周りから疎まれているヒロイン。大好きなお菓子で、特別なお菓子の聖花を貰ったので食べることに。その晩、投獄される悪夢を見ることになり、不思議なスキルまで目覚めて…。序章と言った印象。悪夢のようにならないようとりあえず実家から逃げてヒーローの元に行くことになってやっとスタートラインな感じ。そしてヒーローはあまり出ないので…。何も解決してないし、何もわかっちゃいないので…二巻出ないとなんとも言えない。2020/07/13
由貴
2
リネアが何故ああもラースを信用するのか分からず、最後まで話に入り込めなかった2020/09/26
星月 姫薇
2
リネアが報われて欲しい～2020/05/27
kinta
1
父親教育拒絶環境で育ったヒロイン。自分の環境が精神上劣悪であることを第三者的に見て取れる彼女は逆にそれだけでスペックが高いのではないだろうか。ラースに引き取られるらしいが…別の虎の穴に入る可能性があるのも否定できず…様々な人間も目論見が見えない中で進むヒロイン。どうなる次巻。2021/04/06
