出版社内容情報
ぶっとばせ、理不尽。
内容説明
魔導師のターニャは「女だから」という理不尽な理由で冒険者パーティを追放される。そのストレス解消のため、人のいない荒野で大魔術をぶっ放していたら、伝説の大魔女・ラプラスの封印を解いてしまって！？半信半疑のターニャだったが、指を鳴らすだけで天候を変える大魔女の実力を目の当たりにして、本物だと信じることに。一方でラプラスも、ターニャの思い切りの良さを気に入り、二人はパーティを組むことになるのだが―「君が魔導師だとキャラがかぶるだろう？」その一言でターニャは最上級職・魔法剣士へと転職して！？最初はただの冗談かと思いきや、魔導師以上の適性を持っていたターニャは荒野の飛竜も一刀両断！そして最強の力を手に入れたターニャは、自分を追放したパーティを見返すため、彼らも出場するというギルドのランキング戦へラプラスと共に殴り込みをかける！！理不尽をぶっ飛ばし真の自由を掴むドタバタ冒険譚！常識破りのこの二人、刮目して見よ！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
13
表紙が可愛くて購入。挿絵も最高で、特に転職前のターニャやキャサリンの恰好が痴女可愛くて大変結構だった。これは絶対流行らせた人の好みだろう。 物語はパーティーをクビになったターニャが伝説の魔女と組んでリベンジする話。ターニャは結果的にクビになって良かったというか、組んでいた数年間が勿体なかったというべきか。 ラプラスとマクスウェルの関係にもきちんと決着が付けられるのか、続きが楽しみ。2019/02/27
藤
11
医学部入試における女性差別をきっかけに書かれたラノベと聞いて思わず手に取った。ふっざけんなよ、という怒り。いやそれはおかしいでしょ？と疑う目線。これは私が好きでやってるからいいの、と笑う余裕。若年層向けの皮を被った表紙の中でそんな気持ちを描いてくれることに意味はある。願わくば少しでも多くの若者達に届きますように。2019/05/17
タイコンデロガ級
9
タイトルの通り、主人公・ターニャは性別を理由にパーティを追い出されてしまう。ある意味社会派？ラノベ 中盤あたりで主人公が新たに組んだパーティ（メンバー3人で全員女）にモブの男性が加入させてくれと頼みにくる所、『男がいないと大変だろ？』と上から目線で言われてる辺りは、なんかリアルと言うか、実際に現実にもこういう輩居るなぁ…と感心してしまった。2019/02/25
ささきち
8
読んでいておや？と思っていたけどあの医大の女性問題から生まれた作品なんだね～入試の発言はどれもニュースで流れていたような内容でそんなのあったなーと読んでいたぜ。世の中女性というだけで色々と不遇な扱いを受ける世界のお話、主人公のターニャもすごく才能があったのにゴミ男と一緒に冒険者をしていたおかげで不遇な扱いだったがパーティを追放されて封印されていた大魔女のラプラスとタッグを組み成り上がる物語？追放物だし復習してやる！と言っていたのだが表紙から分かる通りギスギスした感じではなくギャグコメディ路線のような感じよ2019/08/06
TERU
7
男尊女卑な世界で女の子の主人公が、理不尽なことに対し我慢せずにブチ切れるところから始まる。 理不尽を実力でねじ伏せる、痛快で爽快感のある物語でした。 主要キャラはみんな女の子なので百合かな。2020/08/21
