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出版社内容情報
遠藤遼[エンドウリョウ]
けけもつ[ケケモツ]
内容説明
好きな時代は古代ローマ、尊敬する偉人はローマの英雄ユリウス・カエサル―そんなローマ好きの高校生・糸原聖也はある日、月の女神を名乗る美女に異世界へと転送される。そこは古代ローマそっくりの世界。セイヤは憧れのカエサルに出会えたが…異世界のカエサルはユリアという名の金髪美少女だった!!ユリアの家に住むことになったセイヤは、衰退するローマを変えるユリアの夢を知り、協力を誓う。ところがユリアは女好きで借金まみれの問題児!?セイヤはユリアが計画する公共事業とイベント開催の資金を借りに行くことになり―!?少女の夢が世界を変える異世界英雄ファンタジー、堂々開幕!
著者等紹介
遠藤遼[エンドウリョウ]
第3回オーバーラップ文庫大賞審査員特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
ローマ好きの高校生・糸原聖也が月の女神・ディアナに古代ローマそっくりの異世界へと転送され、ユリアという名の異世界のカエサルを支える異世界ファンタジー。カエサルやクラッスス、キケロも女の子という近似ローマ世界で、女の子だからこその展開もあったりするわけですが、ユリアが女好きなのは変わらないんですね(苦笑)幼馴染も特異な存在だけど主人公自身にもいろいろ因縁がありそうで、今回は登場した主要人物や近似古代ローマの世界観説明もあったりしてテンポにはやや難がありましたけど、これから動きも多くなるでしょうし今後に期待。2017/04/22
真白優樹
11
古代ローマが好きな少年が、月の女神に異世界に送られ女版カエサルと出会い始まる物語。―――歴史を知る者として、歴史を先導せよ。歴史の授業で習ったであろう、複雑な歴史を持つ古代ローマ。そんな時代を下地にした異世界に、異分子となる異世界人達が集う時、物語は始まる。全体的には割と歴史に沿った考証がきちんとなされた物語であり、それ故に世界観がとても魅力的であり、そんな中に色々な意味で癖のある一筋縄ではいかない魅力的な人物達が集うことによって、とても面白い物語へと仕上がっているのである。 次巻も楽しみである。2017/04/24
nawade
8
★★☆☆☆ 第3回オーバーラップ文庫大賞特別賞受賞作。Web版未読。ローマ好きの高校生・聖也は月の女神に異世界転送され英雄カエサルの補佐をすることに、ところがこの世界では彼は美少女だったという異世界英雄ファンタジー。古代ローマという舞台で史実を元にしながらも、偉人女体化というラノベ要素を組み合わせた意欲作。借金王でハゲの女たらしの英雄を女体化したらどうなるか?借金王で巨乳の女たらしの美少女になってました。だが、史実をベースにしながらそれをあまり活かせず、絶望の吐息等のご都合設定もあり、重厚さに欠ける印象。2017/06/04
ぎゃぐれー
8
今はやりの異世界召喚ものだが、召喚されたのが古代ローマ(そっくりの異世界)というのが面白い。だが物語としては微妙。特にディアナ神と絶望の吐息の存在のせいで物語がご都合主義的になってしまっている。ユリアの決断に対して主人公があまり関与していないのも物足りない。とはいえ、テーマとしては面白いので、今後に期待したいところ。2017/05/01
ささきち
6
読みたい本に登録していたら作者が反応していることを知り早く読むか~という気持ちで読了。ユリウス・カエサルという人物を女体化してユリアとなった彼女を英雄として導く物語?歴史物だが私みたいにカエサルって誰だよ?みたいな情弱でも読める親切設計ではあったが全体的に駆け足だったんじゃないかな?って気持ちでしたよ。聖也がユリアを好きな理由は良いんだけど、ユリアが聖也に惚れている理由やらがなんか納得できぬ異性は苦手設定とか最初の方に書いてあった気がするんだけど…なんでじゃろな?素直にチョロインと思えばいいのかな。2018/01/12