内容説明
異世界より召喚されし『神殺しの英雄』、山田蓮司。彼は魔神討伐後に姿を消すも、貴族の少女フランシェスカと出会い、村人に仇なす魔神の眷属を討伐する。その後魔術都市に到着した蓮司は、故あって魔術学院を訪れることに。そこにはかつての仲間である十三人の英雄、『大魔導師』芙蓉阿弥たちの姿があり―!?過去と現在が交錯するとき、英雄は未来への道を歩み出す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
20
フランシェスカとの旅の末に魔術都市に到着した蓮司が、ギルドにてフェイロナというエルフの青年と出会い、かつての仲間十三人の英雄で魔術学院に在籍する芙蓉阿弥たちとも再会する第二弾。蓮司自身は力が足りないと悔恨の念ばかりがあったようですけど、仲間や多くの人々を身体を張って守ろうとしていた彼はたくさんの人たちに慕われていたんですね。その力の特質ゆえに戦いではこれからも苦戦はしそうですが、難儀な性格の彼を慕うフランシェスカや阿弥との今後も気になりますし、何よりこの物語の雰囲気がとても自分好みなので次巻も楽しみです。2016/01/06
真白優樹
7
新たな仲間と出会いかつての仲間と再会する中、大規模な任務に向かう今巻。レンジは仲間内にいくつフラグを残していたのだろうか。過去の様子を見るに仲間内では一つのまとめ役をしていたようだが。そして過去に何があったのか。物語の展開としてはゆっくりであり、レンジは英雄ではないと言い張りながらも仲間の犠牲を初めとした誓約を達成することで英雄としての力を発動していく。彼は本当に英雄ではないのか。誰かを守るために常に最前線で駆け抜け続けた彼は本当に英雄ではないのだろうか。その道の果てに何があるのか。 次巻も楽しみである。2015/12/28
しまふくろう
4
続けて購入。表紙と挿絵は相変わらず可愛くて良い。 物語はかつての仲間達との再会と謎の敵の話。 主人公の事情がだんだん明らかになっていくけれど、この大きさの本で2巻になっても匂わせるだけという、展開がじっくり過ぎるのが困りもの。 主人公が好みかどうかで評価が分かれそう。2018/08/24
ちゃか
4
小説家になろうの書籍化作品、第二巻。加筆が多く、WEB版とは違う展開になっている部分が増えてましたね。魔術学院を訪れた蓮司が、授業参観じゃないですけどこそこそと『勇者』と『大魔導士』の授業風景を見てるあたりとか。眷属と戦う場面も、英雄たちの合流シーンが変わってました。蓮司はフランシェスカと共に、魔術学院のある魔術都市を訪れて。そこで冒険者として活動して、日銭を稼いでいましたが。この街には、かつて彼が何も言わずに別れた旅の仲間がいて。2016/01/18
Abercrombie
3
○ 1巻よりは面白くなったとは思うけど、主人公は相変わらず雑魚相手に苦戦しまくりだし、小出しに情報はでるものの、神殺しの剣の制約やら過去の約束やら意味深なワードはなかなか明らかにされないし、モヤモヤ感ばかりが残る。2017/04/20




