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内容説明
古今東西あらゆるゲームをやり込んだ俺、高坂葵は『ゲームが得意な方を優遇』という怪しげな求人広告を見つけ―気がついたら、異世界に放り込まれていた。そこは何もない渓谷のドン底で、あるのはスコップとツルハシのみ。詰んだ…って思ったら、なにやらこの世界では、まるでゲームのように地形を拡張したり、作ったアイテムの売買ができたりするらしい!?なるほど、そういうことなら、いままで鍛えた俺のゲーマー魂をいっちょ発揮してみますか!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
20
社員研修として、身一つで、異世界の谷底のほったて小屋に放り込まれた主人公。通販カタログと、物を現金化(現地の)してくれる「納品箱」があるので、とりあえず手近な物を納品して、当面の生活用品を得たが、ある日、空から 女の子が落ちてきた!(正確には、谷の上から) 岩が売れるなら、磨いたらより高価になるのか?薬草をポーション化するとき、より効力をあげる工夫は?円滑な物流は?女の子をご機嫌にするには?と、各種ゲームのエッセンスがたっぷり。個人的にはクライマックスの戦闘に燃えました。『バトル◎ック』やね!(笑)2015/11/13
ツバサ
14
凄く面白いわけでもなくつまらないわけでもなく、普通。異世界に行ってコツコツと生活していくのが珍しかった、最後の戦闘シーンは必要とは思えないけどサラに薬指を突き出した所は良かった。その後サラと会う所がみたいな。続きがなぜか気になる。あと純粋なアンが可愛かった。2015/11/26
サキイカスルメ
11
コツコツゲームをやっているのを見てるのが好きな私にはピッタリかな。ゲーム大好きな葵が、就職活動中に見つけた求人情報に応募したら異世界でハードモードなダンジョン開拓することになったお話。ゲームらしいアイテムやシステムと、ほのぼのした空気感が好きですね。アイテムに評価コメントがついてるのも面白かった。登場人物ではアンが可愛くて可愛くて。アオイはアンと楽しく暮らしていけばいいと思うの。アオイは頼りがいのある優しいお兄ちゃんという感じで、メイン2人が好みでした。2人のダンジョン開拓話をもっと読みたいですね。2015/11/02
こうづき
9
タイトルから想像してたのとちょっと違ったけど面白かった。ダンジョン経営ものになると見せかけて、前任者の架空発注による横領のせいでダンジョンが作られてなかった! どうすれば! みたいな話。主人公が実況動画かってくらい説明的なひとりごとを口にするものの、べつに実況配信はしません。「ゲームと現実を区別しない」ってのがこういう方向に働く主人公はなんか新鮮。ほかの迷宮も楽しそうだなあ。//そういえば、アンのPCは結局アンネなの? アンヌなの?2015/12/09
524
9
☆6 【人生はゲームだ】主人公が就職した先は異世界のダンジョン管理業で、異世界でサバイバルすることになるファンタジー。このテのタイプの作品の例にもれず、主人公一人だけだと全く面白くないゲーム実況動画風になりがち。アンが出てきて、村人が出てきて交流が始まってからが本番。作中作品の説明がやたら多いのが難点だが全体的にはソツなくまとまっており面白い。ツンドラのレビューは妙にリアリティがありじわじわくる。【お気に入りキャラ:サラ】2015/11/06