出版社内容情報
みんな誰かと違う、そして美しい
現役医師でもあるフランスの作家による、他者にも自分にも優しくなれるメッセージ
じいじは、お医者さんでした。
顔には、小さいころにけがをした傷が残っています。
「傷跡みたいなもんは、誰にでもあるんじゃないかな」とじいじは言います。
そして、街へ出ると、みんなが持っている体や心の傷について話をしてくれました。
この傷があったからこそ経験できたこともたくさんあるよ。
起きたことは変えられない。今何をすれば自分が幸せなのかを考えることが大事なんだ。
じいじは女の子に伝えます。
誰もが生まれてからの“体の物語”を持っている。
そのどんな物語も、幸せな終わりに変えられるのだと。
担当編集者より
「違いを認め合おう!」と各方面で目にする昨今ですが、子どもたちを取り巻く環境は「見た目の違い」において不寛容になっているようにも感じます。この作品は、誰かの背景を想像する力、いびつな部分もひっくるめて自己を受容する力、その大切さを伝えてくれます。
内容説明
「自分の人生の主人公は自分だということを忘れないで」フランスの現役医師がすべての人に贈る哲学絵本。
著者等紹介
ボーリュー,バティスト[ボーリュー,バティスト] [Beaulieu,Baptiste]
フランスの医師、作家。1985年、フランスのトゥールーズ生まれ。医師として働くなかで、日々体験したことや考えたことを、人道主義的かつユーモラスにラジオやSNSで定期的に発信している。小説の執筆のほかに詩作もおこなっている。本作の原書『LES GENS SONT BEAUX』は初の子ども向け作品で、2023年ランデルノー賞を受賞
レン,チィン[レン,チィン] [Leng,Qin]
イラストレーター。カナダのトロント在住。モントリオールにあるコンコルディア大学芸術学部メルホッペンハイム映画学科卒業。短編アニメーションやイラストで数々の賞を受賞。子どもの本のイラストを数多く手がけており、『Tr`efle』は2022年カナダ総督文学賞を受賞
ひがきゆみ[ヒガキユミ]
東京外国語大学卒業。大学卒業後、英国で比較文学を学ぶ。帰国後、東京日仏学院でフランス語を学ぶ。現在はフランス語、ビルマ語、英語の翻訳に携わる。やまねこ翻訳クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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