出版社内容情報
しずくが光るぽたぽた橋、蔓がすべるつるつる峠、葉の上、葉の下、あじさいトンネル……でんでんむしの電車は、ゆっくりのんびり走っていきました。独自の視点から多彩な作品を発表している林木林と、想像の世界を色合いと構成力で巧みに表現するひがしちから。二人の人気絵本作家の詩心がこもった作品です。
内容説明
雨だからこそ見える景色、ゆったりした時間を楽しんでみませんか?でんでんでんしゃはゆっくりゆるーん。「あるいていくよりおそいねえ。」「ほんとだね。」ぽたぽたばしをそろーりそろーり。「みなさーん、ごらんくださーい。しずくがひかってきれいですよー。」行き先は、着いてからのお楽しみ!
著者等紹介
林木林[ハヤシキリン]
詩人、絵本作家、作詞家。詩情あふれる独自の視点で多彩な作品を手がける。『ひだまり』(光村教育図書)で第66回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、『みどりのほし』(童心社)で第6回児童ペン賞絵本賞、『二番目の悪者』(小さい書房)で図書館員がえらぶ選書センター大賞2022大賞を受賞
ひがしちから[ヒガシチカラ]
1972年大分県に生まれる。筑波大学芸術専門学群視覚伝達デザイン科卒業。2004年、第5回ピンポイント絵本コンペで優秀賞を受賞。受賞作をもとにつくった『えんふねにのって』(ビリケン出版/のちにBL出版より復刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
20
2年前の雑誌を読んでいたら、その時の新刊紹介で出ていて、「読みたかった本! 今の季節にピッタリ!」と借りてきて、本屋さんのおはなし会で、読んだ。雨の世界を、でんでんむしの電車が、ゆっくり進む。ゆるん ゆるん ゆるるるん。素敵な擬音は、林さんの得意分野♪ しずくが光るぽたぽた橋、蔓がすべるつるつる峠、葉の上、葉の下、あじさいトンネル……ひがしちからさんの優しい絵に、小さい人も引き込まれた。読後、小3の子が「あじさいトンネルが、教科書の”春風をたどって”に似てる」と教えてくれた。6:202025/06/14
ひほ
18
でんでんむしのでんでんでんしゃ。のんびりとあちらこちらをたびして最後についたところは・・・。雨の日の花のトンネルと言ったらそうですよね。たまにはゆっくりのんびりもいいですね。2023/11/08
キ♡リン☆か
11
たまにはゆっくりしたでんしゃにのるのもいいですね。また見えてくる景色が違いますね2024/11/30
mntmt
7
かなりゆっくりだねー。だけど、景色が楽しめる。2023/06/25
ぴいちゃん
7
雨の日には雨がテーマの絵本を😊☔2歳三男用に図書館で予約。雨が降ってきて、雨宿り中の虫さん達の前にでんでんでんしゃが!「おいそぎでないかたは ご乗車くださ〜い」ゆっくりゆっくり進みます✨我が家の子供達みんな癒やされていました☺️私は、ページいっぱいの紫陽花のトンネルが綺麗でとっても癒やされました♥️ 雨の日、小さい生き物たちからはこう見えてるんだなぁ。綺麗な世界に感動🥹2023/06/11