著者等紹介
藤井滋生[フジイジセイ]
昭和13年(1938)三重県生まれ。津工業高校卒業。近畿大学法学部中退。NEC大津工場・大阪サービスセンター勤務。三重ハウスエリア株式会社・代表取締役・社長。三重歴史研究会・理事。全国歴史研究会本部正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒猫
11
幼くして海に沈んだ安徳帝。彼を守り、錨を身体に巻き付け海に沈んだ平知盛。平家の落人伝説は各地に存在しています。平家の最後には心を打たれてしまいます。かのように、自ら水に飛び込みお亡くなりになった帝を他に知りません。源氏が3代しか続かず、後白河のあと北条に楯突いた後鳥羽院があっさり破れたのもまさに、盛者必衰です。因果応報を感じます。安徳帝、平知盛が檀ノ浦後に生残りをかけて必死に生き延びた姿。私も、幼い安徳帝が檀ノ浦で亡くなりあそばしたとは思いたくなかった。この本はそんな思いを抱いた人にオススメします。2016/07/14