内容説明
「産経新聞とは何であるか」41年8カ月におよぶ苦闘の記者生活からあぶり出す波乱万丈の物語。
目次
第1章 新聞記者になる
第2章 地獄の1年生記者
第3章 逃げ出した新人記者
第4章 警察との熱き日々
第5章 孤立無援の取材
第6章 ひとり三役の奮闘
第7章 場当たり的な人事
最終章 社員を大切にしない体質
著者等紹介
大野敏明[オオノトシアキ]
昭和26年、東京都生まれ、50年、学習院大学卒、同年、産経新聞社入社、特集部長、大阪文化部長、千葉総局長、編集局編集長などを歴任、平成28年、編集委員を最後に定年退職。防衛研究所一般課程修了。元東京医科歯科大学、亜細亜大学、国際医療福祉大学各非常勤講師、元拓殖大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
2
本書に出てくる「苦闘」は、理解なき上司との対立や自分の適性を正当に評価してくれずに希望部署に配属されなかった体験などを指している。入社してすぐに埼玉、宮城、新潟の支局に配属。他社に比べて人員が少なく休む暇もなく仕事…。給与もかなり安い(これも苦闘の一つ)。 親が自衛隊で、日教組にいじめられた体験もあり、思想的には反左翼。だから、産経の社風には合っていると自負。他社(東京新聞)などからの誘いもあったけど、あっちより産経のほうがまとも…と考え乗らず。愛社精神故の苦言もある回想録。2020/02/05