内容説明
写真による造形の実験を重ね、独自の抽象表現を拓いた先駆者。1970‐80年代に手がけたカラーとモノクロによる抽象写真シリーズ“What I Am Doing”を中心に、抽象表現の原点を示す1960年代の写真集『遠近』、戦前の活動を伝えるポートレートや、アメリカ近代写真との関連を示す資料など、158点の図版を収載。
目次
01 私の現代
02 遠近
03 山沢栄子とアメリカ(コンスエロ・カナガと『カメラ・ワーク』;コンスエロ・カナガの手紙;西海岸の写真家たち;イモジェン・カニンガムの手紙;「イモージン・カニンガム女史の思い出」山沢栄子;アメリカの広告写真)
04 「写真家」山沢栄子(ポートレート;「話しながらパチリ」;「写真工房から」山沢栄子;疎開中の写真;「山沢先生を語る」浜地和子;商業写真;「女流写真家として40年」山沢栄子)
05 参考資料(山沢栄子の『ひとつの道』;山沢栄子とアメリカ近代写真)