目次
「まっぷたつの風景」プラン・覚え書き(清水チナツ)
対談1 言葉のリアル/イメージのリアル(佐々木幹郎×畠山直哉)
対談2 人工天国―現在の風景に何を見るのか(いがらしみきお×畠山直哉)
対談3 暗夜光路―写真は何をするのか?(志賀理江子×畠山直哉)
おお、聖なる単純よ!「畠山直哉写真展 まっぷたつの風景」と「てつがくカフェ」(西村高宏)
せんだい・メディアテーク・アトモスフェール(畠山直哉)
著者等紹介
畠山直哉[ハタケヤマナオヤ]
写真家。1958年岩手県陸前高田市生まれ。自然・都市・写真のかかわり合いに主眼をおいた一連の作品を制作する。石灰石鉱山の連作と、東京の建築空間や水路を被写体にした作品群で注目を集め、1997年第22回木村伊兵衛写真賞、2001年第42回毎日芸術賞、2012年芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。国内外で個展、グループ展に多数参加し、2001年にはヴェニス・ビエンナーレ日本代表の一人に選出されている。2011年の東日本大震災以降は、故郷の風景を扱った作品の発表や、震災関連の発言を積極的におこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaz
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仙台で開催された写真展を書籍化したもの。写真パートと主として対談から成る言葉パートに分けられている。当初、東日本大震災に関する写真集かと思っていたが、必ずしもそればかりではなく、哲学的な写真も多いような印象。言葉パートはスルーさせてもらった。 2017/11/17
KATSUOBUSHIMUSHI
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赤々舎さんのもう一冊キャンペーンでもらった本。6年後に震災を考えるという内容をさらに6年たった今読むという思いがけない体験になった。あえて意味を宙吊りにする行為と未曽有の出来事に向き合う行為の共通点と違いについて考えさせられる内容だった。対談部分は、佐々木さんの話を静かに聴いたり、いがらしみきおのファンだったり、若い世代と踏み込んだ話をしたりと、畠山さんのいろいろな側面をうまく引き出すような組み合わせで読んでて非常に面白かった。紙の色が対談部分だけクリーム色なのも温かい雰囲気が伝わってきてとても好きです。2023/06/26
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