感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
そのじつ
13
下北沢・古書ビビビにて購入。新刊。呪先生の本がなじむ良い本屋。閑話休題。短編11本収録。都市伝説系多め。ホラー作品なので、恐怖や嫌悪感をもつものだろうけど、私が呪先生の作品で思い出す場面はクライマックスの恍惚や熱狂のカタルシス。その快感が忘れられない。境界を越え、異界へダイブしてゆくそれらの人々に、その扉をひらく呪節はクセになる。車窓から見える古いビル、身体から出る排泄物、様々な片道切符が、街角から私たちを見つめている・・・2018/11/13
かやま
2
何本か読んだ記憶があったのは雑誌で読んでたんだな。耳かき、焼き鳥、フケの話が良かった。2018/10/08
abaoaquagga
1
2003年~2017年の作品から11本を収録。ASMRの普及に伴う耳かきブームに警鐘を鳴らす(嘘)「宇宙耳かき」、フケに憑りつかれた男の奇行の果て「雲脂肥育法」、都市伝説ネタかと思っていたらラスト1頁で背筋が寒くなる「七色の腦みそ」など、奇抜な展開を迫力ある画と安定したストーリーテリングで魅せる。どの単行本、どの時期の作品を読んでもクオリティが一定しているのが呪みちるの凄みで、本がなかなか出ないのが改めて不思議。2025/06/08




