出版社内容情報
欧米で始まっている、ホームレス支援の革新的な理論と実践「ハウジングファースト」を日本で初めて紹介した本
日本で「ハウジングファースト」型の支援を実践している医療・福祉関係者、アメリカのハウジングファーストを研究している研究者など、計10名が執筆を担当
◎ハウジングファーストとは、
無条件に、安定した住まいを提供する。
「安定した住まいを得たいか否か」、問いはそれだけ。
得たいならば、住まいを支援する。
そして、必要に応じて、本人のニーズにもとづいた支援をする。
支援と住まいは完全に分けられる。
支援がなくても住まうことができ、住まいを失っても支援を利用することができる。
それが、ハウジングファーストである。
目次
はじめに 「ハウジングファースト」という試みが始まっている(森川すいめい)
第1章 ハウジングファースト型のホームレス支援のエビデンスとその実践(熊倉陽介+森川すいめい)
第2章 パスウェイズ・トゥ・ハウジングとハウジングファースト(山北輝裕)
第3章 国内におけるホームレス対策の進展とハウジングファースト~東京23区における状況を中心に(稲葉 剛)
第4章 貧困ビジネス施設の実態(吉田 涼)
第5章 「自分の部屋が欲しい」―かなえてあげられなかったあなたへ(小林美穂子)
第6章 ハウジングファーストの人間観と支援アプローチ(小川芳範)
第7章 ホームレス状態にある人に対する居住支援の現状と課題~つくろいハウスの実践をとおして(大澤優真)
第8章 日本の精神科医療とハウジングファースト(渡邊 乾)
第9章 ハウジングファーストと障害者自立生活運動(高橋慎一)
第10章 拡大する「住まいの貧困」とハウジングファースト(稲葉 剛)
◎ハウジングファースト東京プロジェクトのご紹介
おわりにかえて(稲葉 剛)
感想・レビュー
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