ハウジングファースト - 住まいからはじまる支援の可能性

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ハウジングファースト - 住まいからはじまる支援の可能性

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784865380699
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C3036

出版社内容情報

欧米で始まっている、ホームレス支援の革新的な理論と実践「ハウジングファースト」を日本で初めて紹介した本
日本で「ハウジングファースト」型の支援を実践している医療・福祉関係者、アメリカのハウジングファーストを研究している研究者など、計10名が執筆を担当

◎ハウジングファーストとは、
無条件に、安定した住まいを提供する。
「安定した住まいを得たいか否か」、問いはそれだけ。
得たいならば、住まいを支援する。
そして、必要に応じて、本人のニーズにもとづいた支援をする。
支援と住まいは完全に分けられる。
支援がなくても住まうことができ、住まいを失っても支援を利用することができる。
それが、ハウジングファーストである。

目次
はじめに 「ハウジングファースト」という試みが始まっている(森川すいめい)
第1章 ハウジングファースト型のホームレス支援のエビデンスとその実践(熊倉陽介+森川すいめい)
第2章 パスウェイズ・トゥ・ハウジングとハウジングファースト(山北輝裕)
第3章 国内におけるホームレス対策の進展とハウジングファースト~東京23区における状況を中心に(稲葉 剛)
第4章 貧困ビジネス施設の実態(吉田 涼)
第5章 「自分の部屋が欲しい」―かなえてあげられなかったあなたへ(小林美穂子)
第6章 ハウジングファーストの人間観と支援アプローチ(小川芳範)
第7章 ホームレス状態にある人に対する居住支援の現状と課題~つくろいハウスの実践をとおして(大澤優真)
第8章 日本の精神科医療とハウジングファースト(渡邊 乾)
第9章 ハウジングファーストと障害者自立生活運動(高橋慎一)
第10章 拡大する「住まいの貧困」とハウジングファースト(稲葉 剛)
◎ハウジングファースト東京プロジェクトのご紹介
おわりにかえて(稲葉 剛)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mc6ρ助

8
『無料低額宿泊所Aを運営する社会福祉法人Bの評議員であり、無料低額宿泊所Aに長年勤務している常勤指導職員は、私との会話のなかで、「こっち (社会福祉法人Bおよび無料低額宿泊所A) だってビジネスでやつてるんだ!!儲けが出ない利用者なんか面倒みてらんねえよ! 」と発言している。(p91)』貧困ビジネス、福祉ビジネスの一方で、ボランティアが前提の社会福祉というのも、なんとも、釈然としない。人が人としての権利を当然のものとして行使できる社会はお互いに思いやることのできる社会、理想はとにかくなかなかに難しい。2018/07/26

よく読む

7
家を希望する人たちがいる。住居は人にとって基本的な権利であり尊厳である。憲法にも「最低限文化的な生活の保障」はあるが、現実の社会保障はそのようになっていない。ホームレスという言葉は国際的には路上生活者に限らず、友人の家を渡り歩く人、入院中の精神障害者、障害者も含む。現状、「疾病の回復→共同住宅→アパート」のステップ型支援が多く、そのステップの対象とならない人や上がれず路上に帰る人たちがいる。精神病患者の多くは3年以上も入院する。その背景には、貧困ビジネスや病院の利権、ホームレスを管理対象とする社会がある。2019/03/01

せい

5
「安定した住まいを得ることは人権保障に不可欠な権利だ」というあまりにも当たり前すぎるが故に考えの及ばなかった事実に改めて気づき、ハッとする。従来就労や医療を受けることを条件に、指示通りにステップアップしなければ住まいを得られないワークファーストな支援が行われてきた。本書ではまず安定的な住まいを提供し、そこから本人の困難や希望に合わせた支援を継続して行うというHFが紹介されている。海外での統計データを基にHFの有効性を述べる最初の章と障害者自立運動や精神障害者の地域移行の話にも繋がる後半が特に興味深かった。2020/12/03

Miki Shimizu

3
Twitterでよく紹介されてて、でも、本屋ではあんまし見かけないし、どうしようかと思ってたら、図書館で借りれた。ちょっと難しかった。日本って、外国でこれがいいよ!とかこれあかん!とか研究結果出てんのに無視して暴走するイメージ。いいってわかってるねんから、しかも安上がりってわかってんねんから、やればいいのに!2019/11/21

ひつまぶし

2
①相手を根源的に存在肯定したうえで、②押し付けではない適切な支援を提供したい。②を実現するためには理念としての①は前提となるし、持続的で効果的な支援の実現には、住居が安定していることが望ましい。安定した住居を第一に保障する(ハウジングファースト)ことは、この二つの理念を成立させる手段に過ぎない。言うなれば副次的な条件だが、「イメージしやすくアピールもしやすい住居」を「優れた支援の仕組み」のシンボルとして利用し、現行の制度に欠けている理念を実現する足場を作るのが本当の狙いなのだろう。だから分かりにくい。2024/08/30

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