内容説明
死ぬこと以外のすべてと闘いながら、それでも生きることから逃げなかった著者が見てきた世界―。衝撃のデビュー作『不死身の花』続編。映画「マルサの女2」のモデルとなった事件の詳細から、山口組トップ、伝説の経済ヤクザの息子、伝説のホストらの逸話まで、男たちの知られざる姿がここに!文庫版オリジナル原稿として、組織から足を洗ったヤクザのその後の生き様を書いた終章「空の味」を収録。
目次
第1章 神戸の社長とその仲間
第2章 立ちんぼうのボス
第3章 マルサの事件
第4章 ボスの長男
第5章 歌舞伎町の鬼
終章 空の味
著者等紹介
生島マリカ[イクシママリカ]
1971年2月に印中露韓のルーツを持つ裕福な両親のもと神戸で生まれ、多忙な母親に代わり住み込みの乳母に育てられた在日2世。13歳のとき、実母が他界した直後に父の再婚により継母から生家を追われるかたちでストリートチルドレンとなった。公園や工事現場で寝泊まりしつつ残飯で生き延びる。街で拾われた大人に巻き込まれ、映画「マルサの女2」のモデルとなった事件の当事者であり伊丹十三が自ら取材して作品を制作した。街で漂流しながらホステス、秘書、モデルの職に就く。モデル時代は荒木経惟に発見され自伝を書くよう強く勧められる。40歳から文章を書き始め50歳より歌い始めた。3度の癌と4度の離婚を経験する真言宗僧侶の顔もあり、一児の母でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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