内容説明
見知らぬ男に恋人を殺された青年の顛末、貧困が原因で2人を殺めた死刑囚の告白、校内のいじめで自殺を余儀なくされた娘を持つ父親の苦悩、事故により最愛の人を亡くした遺族の闘い。本書はマスコミが決して伝えない事件のその後を追ったYouTubeチャンネル『日影のこえ』を、さらに深掘りした1冊だ。犯罪加害者、被害者遺族、関係者の“声なき声”に耳を傾け浮かび上がってきた報道とはまた異なる、9つの重大事件のもう一つの真実とは?
目次
中野劇団員殺人事件―ある日突然、恋人を殺された男の絶望と追及と再生の9年
千葉小3女児殺人事件―「日本とベトナムをつなぐ架け橋になりたい」保護者会会長に殺された愛娘の意思を継いで
大阪21歳女性刺殺事件―多重人格者の男に娘の命を奪われた母もまた乳がんでこの世を去った
前橋高齢者強盗殺人事件―生きるために2人を殺め現金7千円とリンゴを盗んだ土屋和也死刑囚と自分のために我が子を捨てた母とのいびつな絆
京都アニメーション放火殺人事件―36人の尊き命を奪った犯人・青葉真司の壮絶な半生
八王子中2女子いじめ自殺事件―この世界が、もっと不登校にやさしい世界だったら
三島バイク交通死亡事故―夫を事故で亡くしても、私は被害者にすらなれなかった
目黒5歳女児虐待死事件―なぜ気づけなかったのか。近隣住民の苦悩は今も続く
大阪姉妹殺人事件―2人の仇討ちのため、私は犯人の山地悠紀夫を本気で殺そうとした
著者等紹介
高木瑞穂[タカギミズホ]
ノンフィクションライター。1976年生まれ。月刊誌編集長、週刊誌記者などを経てフリーに。主に社会・風俗の犯罪事件を取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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a.i
倫敦バス
磯吉