内容説明
世の中には経験学歴不問の職場があります。ガテン系から風俗関係、裏仕事まで。読者の中には、いざという時に働いてみたい方も多いことでしょう。では、これらの仕事はどれだけキツイのか、いくら稼げるのか。元「裏モノJAPAN」編集部員が潜入リポート!
目次
第1部 働いてみた(いま、手配師はどんな仕事を紹介してくれるのか? 高田馬場編;編集ノムラ、何を血迷ったかビデオボックスで働く;新聞拡張員ノムラ、読売を叩いて朝日の契約を取れるのか;働く男ノムラ、ピンサロのボーイになる;ノンケ野村、「男性モデル募集」に食いつく ほか)
第2部 今すぐ雇ってもらえる“稼げる仕事”(害虫/害獣駆除 夜間業務は多いが業界の未来は明るい;引っ越し作業員 バイトでいいなら60才オーバーでも可能です;キャバクラのキッチン レンジでチンするだけで月30万円以上ももらえるなんて;ラブホ受付 小3の学力があればできるあまりに暇なフロント業務;ラブホ清掃 カップルが帰るたびに黙々と掃除しまくる ほか)
著者等紹介
野村竜二[ノムラリュウジ]
1994年生まれの29才。月刊「裏モノJAPAN」(小社刊)の元編集部員。全国各地の怪しいスポットに身一つで突撃する潜入取材が得意(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろりんとう
6
お気に入りの方が読んだ本。ビデオボックス店員、新聞拡張員、ピンサロのボーイ、ゲイ向け男性モデルなどちょっと普通働かない経歴学歴不問の職場体験記。いずれも体力に自信があるか、臭いを含めた汚物耐性があるか、の職場が主体。なかなか体験できない仕事なので、とても参考になったが、皆給与が安過ぎる。また、著者は無断退職(逃亡)が多く、それが残念だし、社会人としてどうかと思う。先日読んだ『世界屠畜紀行』で読んだ食肉処理が対象となっていたのが何となく悲しかった。2024/09/22
アーク
3
このご時世に経験不問の職業なんて、と思っていたら案の上だった。筆者の体を張った体験ルポが生きているな。この職場にこの人あり、という趣で、なんともエッジの立った仕事内容と仲間たちだな、と思った。2024/08/05
デューク
3
世の中の様々な仕事の、潜入体験ルポルタージュ。 世界は誰かの仕事でできている。そしてその仕事に貴賤はないし、なくなっても困らない仕事などない。ここで紹介されるのは、ピンさロ従業員、男性モデル、浮気調査員、産廃処理業者、新聞拡張員、パチスロ打ち子、などの名前は知っていても詳しいことはよく分からない仕事ばかり。そして共通するのが、経験学歴不要の仕事ばかり。いざという時、体一つで働ける職場のガイドブックとしても有用な一冊。自分が知らない世界を、代わりに垣間見てくれる一冊。おすすめ2024/04/21
韓信
0
裏モノJAPANの若手編集者がタイトルどおりの職場へ潜入体験するルポ。手配師に送り込まれる土方や工場などの肉体労働から新聞拡張員やピンサロのボーイなどの胡散臭い仕事、ビデオボックス店員やゴミ収集、バキュームカーなどの汚れ仕事など、やはり人がやりたがらない仕事が多いが、とくに面白かったのはゲイビデオのモデルとしてアナルを見せつけながらオナニーするハメになる回。半裸の野村さんの写真も掲載されていて笑ってしまう。個人的にやりたいのは読者投稿のラブホ受付など楽な仕事か。読者投稿の方がやはりみんな続いてるんだよな…2025/04/15