内容説明
立ち飲み屋や大衆酒場のオッサンたちに聞いた人生の教訓。ひとつ確実に言えるのは、酸いも甘いも噛み分けた男たちの言葉は、とてつもなくリアルな説得力を持っているという事実だ。市井のオッサンたち200人が心の底から語る人生の教え。存分に味わっていただきたい。
目次
第1章 悟りを開け
第2章 職場は敵ばかり!
第3章 スクール・デイズ
第4章 男はつらいよ
第5章 リスク管理は肝要だ
第6章 煩悩退散!
第7章 慧眼のプレイボーイ
第8章 あゝ無情
第9章 放蕩三昧
第10章 ホームレスの方々にも聞いてみた
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
133
飲み屋のおっちゃんに「若い頃に自分にアドバイスをするとしたら?」をまとめた本。居酒屋にいるような一般人から話を聞いているのもあり、身も蓋もないことを口にしているが、それだけにアドバイスに説得力がある。最初の名言が「人生は80年もない。30年でほぼ終わっている」である。極論を口にしているが、他にも人生訓になるようなものや下ネタだけの下品なものもある。綺麗事じゃない、真実を知りたい男性には、心に響く一冊になっている。下手な自己啓発本を読むよりも面白かったです。2022/01/25
yasunon
91
相性:★★★☆☆ 抜粋:P.8 人生は80年もない。30年でほぼ終わっている 所感:表紙の鯨が謎。お酒が入ったおっさん達200人に、「タイムマシンに乗って若かりし自分に教えてあげたい人生の真実」を尋ねる。居酒屋でおっさんの話を聞いているような感覚の本書。しょうもない下ネタから、ビジネス書にありそうな人生の教訓まで振り幅が広いが、おっさんが実体験を語ることで謎の説得力がある。生存バイアスで偏った、成功(性交?)体験を雄弁に語るよりも、失敗談をおもしろおかしく話せるおっさんになりたいものである。しらんけど。2022/09/24
GAKU
26
サクサクっと読了。酔っ払ったオヤジが勝手なこと言ってるな。2024/07/27
えだまめ
7
酒場の人生訓。しょーもない話も沢山故に、しょーもない私にもすっと落ちる話が多々。 例えば論語やカントをわかった様に滔々と解かれるより、身に染みた人生訓を文庫一ページ位で面白く語れる人って魅力的だと思うの。酒好きが一人でリラックスしたい時におすすめな本。 2025/01/04
774no77
6
飲み屋にいるおじさんたちに、かつての自分またはいまを生きる人たちに伝えておきたいことを綴っていく、1人1ページの談話集。あくまでも男から男たちへのメッセージだから下ネタも多い。 実体験が元になっているから、読んでいて楽しい。 深く頷くところもあれば、馬鹿馬鹿しさに笑うところもある。でも、どれも人生で、なんだか愛おしい。 鯨と酒が描かれた表紙は、酔鯨ってことだろうか。2023/04/30