内容説明
作者が暴走して意味不明になった漫画、有名漫画家が過去に発表した黒歴史、原作とはまったく違う実写化映画、そもそも発想がおかしいトンデモ作品…。本書は、かつて見た漫画や映画のなかから思わず「これはトンデモない!」と叫んでしまいそうな作品だけを厳選して年代別にまとめたものです。
目次
第1章 ~1970年代編(ウンコールワット―おそ松くんがクソまみれ;ゲームセンターあらし―主人公あらしの凄すぎる必殺技トップ5 ほか)
第2章 1980年代編(ニャロメのおもしろ性教育―バカボンと一緒に学ぶ正しい?性知識;キャプテン翼―“キャプ翼”の世界、交通事故多すぎ問題 ほか)
第3章 1990年代編(ラジヲマン―東日本大震災前に描かれた予言漫画と言われる一作;映画 韓国版 北斗の拳―韓国「版北斗の拳」のクオリティが凄すぎる ほか)
第4章 2000年代編(クレヨンしんちゃん―クレしん史上最強の鬱エピソード;ゴルゴ13―俺は…牛乳に負けたのかも、しれねえな… ほか)
第5章 2010年代編(the killing Pawn―「進撃の巨人」作者による将棋漫画が謎すぎる;幽☆遊☆白書―全読者に衝撃を与えた描きおろし漫画 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
41
トンデモナイ設定の漫画120作。1970年代のまともとは言えない野球漫画「アストロ球団」あたりが出てくるのはわかるが、そのほかは殆どはマイナーな作品ばかり。有名な作品のトンデモナイシーンだと思っていたので知らない漫画の知らない場面を解説されても仕方ない。隙間時間用としても無駄だった。2021/08/28
緋莢
14
とにかくクソまみれな赤塚不二夫「ウンコールワット」、顔面をジープで轢かせる、牛の角にグローブをつけて突進させるなどの尋常じゃない特訓シーンがある高森朝雄、辻なおき「ジャイアント台風」、主人公とライバルの最終決戦の際に突如、ヒロインがエレキギターを弾き始める田中モトユキ「鳳ボンバー」など、1970年代~2010年代の“トンデモ”作品を紹介しています。タイトルに「漫画」と入っていますが実写映画やアニメも含まれており、特に実写映画は漫画が原作なので、まぁ…となりますが アニメはそうでは無いので、う~ん…と(続く2023/12/08
Gen Kato
4
20世紀のマンガはけっこう知っていたけど、2000年代以降の変なマンガはほとんど未知(ネットでネタ画像を見かけるくらい)だったのでおもしろかった。ゴルゴ13の牛乳コラボがかなり好きですw2021/12/12
麦焼酎
0
1970年、80年、90年、2000年、2010年と年代によって変化してゆくトンデモ漫画たちが紹介されている。普通のストーリーでは満足が出来なくなった読者のために過激化していった側面もありそう。一番印象に残ったのは「海人ゴンズイ」p87かな。死んだ赤子をウジが出て骨になるまで数年間おぶって子守唄を歌うヒロインのインパクトがすごい。少年ジャンプもこの時代(1984年ごろ)はチャレンジャー。現代ではメジャー誌よりもマイナー誌やBLのほうが熱い。2022/12/26
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