内容説明
勇気溢れるヒーローやヒロイン、信じられないサクセスストーリー、逆境を跳ね返した不屈の精神、絶対絶命からの逆転劇―。奇跡のような実話をベースに作られた映画は、果たしてどこまで本当の話なのか。本書は「サウンド・オブ・ミュージック」「ロッキー」から「グリーンブック」「フォードvsフェラーリ」まで名作85本の元ネタを題材に、劇中では描かれない英雄の素顔、感動の裏側、関係者のその後を追った1冊である。
目次
第1章 ヒーロー
第2章 挑戦
第3章 不屈
第4章 絆
第5章 ドリーム
第6章 アンビリバボー
第7章 運命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
50
”based on a true story" ~映画の最初や終わりによくこう書かれている。では、どの程度"base"にされてどれほど脚色されているのか。それは大きな問題である。本書は一作当り概ね6ページで、映画の世界とモデルになった人々、事件の現実を明らかにしていく。読みようによってはゴシップ本の気楽なものだが、記述された映画と現実の対比を知ると映画を真実だと思い込むことが如何に危険なことか。「ロッキー」にモデルがいたとは知らなかったし、映画ヒット後そのモデルが高額のモデル量をせしめたとは驚きだった。2021/08/20
たまきら
37
あれ…?この間読んだ「2」と重複している部分がある…?でも、未読のものもあって興味津々。同時に自分が知っている実話映画ってまだまだあるなあ…と、どういう選択方法で紹介されているのかな?と思ったり。見てみたい映画に出会えたので、読んでよかったです。2022/12/17
活字@れつだん先生
1
知らない映画を知れた。暇つぶしになった。2022/07/06
_nozo3n_
0
なんの映画見ようかな〜って時にメモした作品をみようと思う&既に見た作品もたくさんあって、新たな発見がいっぱいだった!2023/02/26
kaz
0
作品を観たことのあるものを中心に飛ばし読み。映画におけるフィクションの度合いも面白いが、このフィクションによって迷惑を被った当事者のことを考えると、少し複雑な気分(グラン・ブルーの二人、実は優しかったトラップ大佐)。そもそもこんなニュースがあったのかというものも。図書館の内容紹介は『奇跡のような実話をベースに作られた映画は、果たしてどこまで本当の話なのか。「サウンド・オブ・ミュージック」「グリーンブック」など、名作85本の元ネタを検証し、英雄の素顔、感動の裏側、関係者のその後に迫る』。 2021/12/05