内容説明
全盛期のマイク・タイソンがKO負けしたボクシングの世界タイトルマッチ、無名の県立高校・佐賀北が甲子園で起こしたミラクル、サッカー大国ブラジルがドイツに歴史的大敗を食らったミネイロンの惨劇、強豪南アフリカを撃破したラグビー日本代表―。本書は、こうしたスポーツの波乱劇を歴史を遡って紹介した1冊だ。取り上げるは全88試合。それぞれのドラマを読み終えた後、あなたは思うだろう。番狂わせこそスポーツの醍醐味だ、と。
目次
第1章 オリンピック大波乱劇(世界が驚愕した「ベルリンの奇跡」―1936 ベルリン大会 男子サッカー日本3対2スウェーデン;ビリー・ミルズが演じた五輪史上に残る大番狂わせ―1964 東京大会 陸上男子1万メートル決勝 ほか)
第2章 サッカーW杯のアンビリバボー(W杯史上最大の衝撃「ベロオリゾンテの奇跡」―1950 ブラジル大会 アメリカ1対0イングランド;マジック・マジャールがゲルマン魂に屈した日―1954 スイス大会決勝 西ドイツ3対2ハンガリー ほか)
第3章 ジャイアントキリング・オブ・甲子園(大会ナンバーワン投手、荒木大輔、初戦で散る―1981 センバツ 東山6対2早実;「木内マジック」が黄金期のKKコンビを撃破―1984 夏 決勝 取手二8対4PL学園 ほか)
第4章 大金星(ファイティング原田、日本人初の2階級制覇―1965 ボクシング世界バンタム級タイトルマッチ;史上最も劇的な逆転KO劇「キンシャサの奇跡」―1974 ボクシング統一世界ヘビー級タイトルマッチ モハメド・アリ対ジョージ・フォアマン ほか)
第5章 まさかの結末(3連勝からの4連敗で近鉄、日本一を逃す―1989 プロ野球日本シリーズ;宇宙最強の男、マットに沈む―1990 ボクシング統一世界ヘビー級タイトルマッチ マイク・タイソン対ジェームス・ダグラス ほか)