内容説明
人は危険な場所に惹かれるものである。犯罪多発地帯、ヤンキー密集地帯、奇病が蔓延する村…。好奇心半分、覗いてみたい気持ちはあるけれど、自分が行くのはやっぱり怖い―。そんなわけで、数多のディープスポットマニアの願望を叶えるべく、「裏モノJAPAN」編集部の面々が日本の有名危険地帯に潜入!その濃すぎる中身とは!?
目次
第1章 危険地帯をゆく(日本最凶の町!?筑豊をゆく;関東最凶の町!?川崎をゆく;足立区やんちゃエリアを歩く;「水戸駅南口はヤンキーだらけ説」を追う;全国屈指の凶暴地帯北九州をゆく;沖縄の新成人に国民のみなさまが言ってやりたいこと、代弁してきます!;深夜のドンキ族に言ってやりたいことがある)
第2章 ディープスポットを歩く(原因不明の奇病が蔓延!?手が震える村;地図にない集落を歩く;蛇崩・悪土・裏土腐…かつて“悪地名”だった町を歩く;閉鎖的な村を歩く;勧誘の嵐!!!新興宗教の町を歩く;精神病院のある街;ヨソ者のおれにも排他的?探訪、医者イジメの村;住人や周囲は日々どう感じているのだろうか 怖い家)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麦焼酎
3
日本に危険地帯?もう残ってないでしょー!と思ったら、意外にあるのね。本は4年前に発行。体を張ってライターたちが取材していて面白かった。医者イジメで有名になった秋田県の上小阿仁村には副編集長が行ってるし!村民にインタビューもしてるし!閉鎖的な村を歩くでは3つの村が伏字で紹介されていた。どの村民も怖い・・・精神病院がある街は都内某所とボカシてあるけど、思いっきり松沢病院のことじゃないですかー!一度行ってみたい!でも怖くていけない!そんな世界が覗き見できます。北九州と筑豊には住めないな。ヤバイのレベルが違う。2023/07/10
チョビ
3
複数のライターがいわゆる「ヤンキー思想」が常識となっている地域をはじめとする排他的な地域を(おもしろがって、上から目線で)調査した結果本。主に田舎やヤクザが強い地域が彼らにとっての危険地帯なのはわかる。だが、都会だって十分排他的ではないだろうか。ネットの世界だって十分監視しあって、自分の意見と違う人を排除していないだろうか?それを再認識させる本。2019/12/20
5678ton_1234
2
裏モノJAPANの2011年-2019年の記事を抜粋したトンデモ本。個人的には沖縄の成人式とドンキ族の章が好きです。そして裏モノJAPANの編集者の方々は、1回の取材で一体いくら位のギャラを貰えるのか非常に気になりました。。特に上記2つの記事では殴られ過ぎでしょ!と不憫に思いながらも面白おかしく文章に書くものだから不覚にも笑ってしまいました。ルポ好きな自分としてはとても楽しめて、ある意味旅行のガイドブックとしても使えるかも?な一冊です。2023/05/01
CEJZ_
1
1P17行。ひまつぶしに読む。「裏モノJAPAN」2011年〜19年の記事。不良、ヤンキー、荒くれ者が多い都市関連の1章と閉塞的な村や、怪奇、辺鄙で危険な場所等の2章の二部構成。建物の立地や宗教、精神病院の近く、村の独特な習性、地図にない集落など、安住の地などないのかなあと思ったりした。 2020/03/13