戦後怪奇マンガ史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 399p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784865371512
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

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米沢 嘉博[ヨネザワヨシヒロ]
著・文・その他

赤田祐一[アカタユウイチ]
編集

内容説明

怪奇漫画は今も昔も膨大な書籍が出版されている。楳図かずお、日野日出志など、個々の作家の研究本も出版されているが、全体を解き明かした「通史」は広く見渡しても本書のみである。なぜこれまで通史が出なかったか。エロ漫画と共に“日陰の存在”とされる「怪奇」において、個々の作品情報を集め、読み、周辺情報を整理し、ジャンル全体の流れを構築することが出来たのは、筆者をおいていなかったから。惜しまれて早逝した米沢嘉博の労作、ついに文庫化!

目次

第1部 戦後怪奇マンガ史
第2部 恐怖マンガの系譜
ひばり書房回想録 恐怖マンガを30年出版し続けた編集長との対話
解題1 想田四「米沢さんと怪奇マンガとマンガ史と」
解題2 成瀬正祐「戦後マンガ史の最終楽章」
資料 ひばり書房 怪奇マンガ総目録(暫定版)

著者等紹介

米沢嘉博[ヨネザワヨシヒロ]
1953~2006。1953(昭和28)年熊本市生まれ。明治大学工学部入学を機に上京。漫画批評グループ「迷宮」の活動に参加しマンガ評論、大衆文化評論を開始。80年12月からコミックマーケット代表、2001年7月から日本マンガ学会理事をつとめる。2006年10月1日、病没。享年53

赤田祐一[アカタユウイチ]
1961~。1961年東京都生まれ。著述業・編集者。79年秋、同人誌『漫画新批評大系』を通じて米沢嘉博と知遇を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きっしょう

4
「第一部 戦後怪奇マンガ史」「第二部 恐怖マンガの系譜」で構成。書店で見かけて躊躇なく買ってしまった。個人的には知らない作家さんが多いが、膨大な知識を体系化している労作。楳図かずお、日野日出志はもとより諸星大二郎やつのだじろう、手塚治虫、萩尾望都、美内すずえ、里中満智子など有名作家さんでも知らない作品ばかり。相当マニアックな人ではないと楽しめないような気がするが、資料としては案外貴重かも。山上たつひこ、池上遼一なども怪奇マンガを描いていたのは驚いた。2019/03/27

ナツ

3
ホラー漫画、怪奇マンガを系統立てて本気で語っているので、それほど興味があるわけではないので自分には面白くなかった2019/04/19

Rieko Ito

2
怪奇漫画好きにはたまらない一冊。まさに博覧強記だが知識が多いというだけではなく、分析内容も女の子と男の子の恐怖のあり方の差異など非常に興味深く読める。作者が志半ばで亡くなられたので、触れられていない作品が多々あるのが残念。2019/05/04

直人

2
(私は知らんのだが)貸し本屋時代からの怪奇マンガの系譜についての本。 はじめて買ったコミックスが古賀新一先生の『私の肌に呪いの顔が』だった私にしてみれば,買わざるをえないような本。 詳しい。 ものすごく詳しい。 ひばり書房ファンは,読んで損はない。2019/03/29

tban

1
連綿と連なる俗悪の歴史 怪奇は常にメインストリームとはならず、 俗悪の系譜だがその根は深く、他の系譜に 流行り廃りが起ころうとも連綿と命脈を保ってきた その歴史を深く考察した力作。懐かしい名前が ゴロゴロと出てきます。特に戦後のマンガ史を 振り返るのに意外な側面から考察した名著です。 2020/08/04

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