内容説明
「日本人はサッカーがヘタである」カオスの国で偏見と闘い、セレソンを夢見た日系ブラジル人たちの物語。
目次
第1章 偏見と闘いながら桧舞台を夢見る男たち
第2章 日本人移民が作ったジャポンFCとミカド運動倶楽部
第3章 日系ブラジル人選手、王国での闘い
第4章 日系二世の限界と南米各国の日系人事情
第5章 セレソンへの夢、再び
著者等紹介
下薗昌記[シモゾノマサキ]
1971年5月15日生まれ。大阪府出身。大阪外国語大学外国語学部(現・大阪大学外国語学部)ポルトガル・ブラジル語学科に進学する。朝日新聞社に入社するが、2002年にサンパウロ市に移住。永住権を取得する。エルゴラッソやサッカーダイジェスト、日本経済新聞などで執筆する傍ら、日本テレビのCS放送「G+」で南米サッカーの解説も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鈴木正大
2
力作である。ブラジルに居住する日系ブラジル人達のサッカー界に於ける立ち位置と過去を丹念な調査とインタビューで描いている。150万人居ると言われる日系ブラジルも最初は1908年の第一回移民の793人から始まった。著者は移民国家であるブラジルに於けるサッカーの歴史と白人、黒人、インディオ、メスティーヨ達がどのようにサッカーに参加して行ったか迄言及している。2014/02/01
takao
1
ふむ2017/07/08
coolmonster
1
日系ブラジル人に日本語を教えた事があり、日本人との考え方の違いは肌で知っていたが、この本を読み、セレソンに近づいた、あるいは目指している選手たちに、とても親しみを感じた。日本にルーツがある日系ブラジル人をサッカーでも、コミュニティの一員としても、応援していきたい。2014/02/07
zurao
1
日本からの移民とサッカー大国の歴史をリンクさせながら、数多の“クラッキ”(名手)を事実で紡ぐ。知らないこと多かった。想像以上に広大なブラジルを感じつつ、セルジオ越後、ネルソン吉村、ジョージ与那城、そしてカズの功績に感嘆する。ますますW杯が楽しみに。2014/01/10
Mimuchi
1
南米移住の日本人とサッカー、物語性があり面白い2013/11/25