目次
軽風
歩道
しろたへ
立房
帰潮
地表
群丘
冬木
形影
開冬
天眼
星宿
黄月
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あや
23
825ページあり、13冊の歌集を収めたもの。熱心に師事された秋葉四郎さんによる年譜、解説が、その生涯を知る大きな助けとなる。1909年宮城生まれ。岩波書店に勤務。叙景歌がとにかく素晴らしい。晩年の作品にとくに心惹かれる。昭和62年8月に逝去。超結社の歌会でご一緒させていただいた方で昨春亡くなった方が佐藤佐太郎がいちばんお好きだと語っておられたので、哀悼の意味を込めて読んだ。その方も叙景歌が素晴らしかった。 山の上わづかな空は澄みとほり暮れかかりたる湖(うみ)を照らせり(「歩道」昭和20年)2025/05/10
双海(ふたみ)
10
文庫本ながら800頁を超える。絶版になっているのかな。惜しいことだ。2023/10/08