内容説明
第一歌集。第4回現代短歌社賞受賞歌集。
目次
空を鳴らして
偽物の卵
夏草の味
闇が住む小屋
大きなくしゃみ
内緒のらくがき
靴を濡らす
まあいいや
点数シール
残り一匹〔ほか〕
著者等紹介
山本夏子[ヤマモトナツコ]
1979年大阪府堺市生まれ。2002年関西大学文学部哲学科卒業。2007年作歌を始める。2008年「白珠」入社。2010年第39回全国短歌大会朝日新聞社賞受賞。2014年第39回白珠新人賞受賞。2016年第4回現代短歌社賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆみ
25
やさしい歌が詰まってました。パラッと開けたページの短歌を読んで楽しんでます。 「眠いのに眠れない日が子にもありぐりとぐらまたカステラを焼く」 「焼きたてのアップルパイの色をして朝焼けのなか歩く柴犬」 2018/12/01
ささやか@ケチャップマン
8
ひとりの女性の生活に根ざした鮮やかな歌集。軽やかながらきちんとした手触りがあり、私は好きでした。2020/05/11
あや
2
兎の死や妊娠や子育てを詠んだ歌がとても好きです。なんども繰り返し読みたくなる素敵な歌集です。装丁も好きです。2018/10/20