感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
21
#伊藤一彦 #短歌 動物園に行くたび思い深まれる鶴は怒りているにあらずや「鳥のごとくに」 息深く吸いし或るときおのずから鳥のごとくに緊りていたり もの言わぬ卑怯について夜の厠出でたるのちも思い継ぎおり #返歌 動物園幾たびきりん見飽きない動きの調子時定数あり 2016/11/02
門哉 彗遙
5
吉川宏志さんの歌に「君とわれ互みに持てる『月語抄』二冊を並べ住み始めたり」とあったので「月語抄」を検索したら、この歌集がヒットした。すぐに取り寄せたら、なんと文庫本で108ページというコンパクトな歌集だった。しかしいざ読み始めると読めない漢字があったり、また背景がわからないのでどのように受け取ったらいいのかわからない歌が多く、難解だったのでとても時間がかかった。自分に歌を読み解く力がないのを実感した次第である。2025/05/17