内容説明
長崎で被爆、助かった3姉弟は、天草の伯母の家に引き取られた。だが、貧農の家庭に歓迎される筈もなく、直ぐに姉は口減らしのために養女に。妹と伯母も被爆の後遺症で亡くなってしまう。一人残された少年(勝也)は頭髪が抜け落ち虐められる毎日。そんな折り、初めて観た巡回映画。少年はその不思議な世界に感動、将来自分も映画監督になりたいと過酷な人生を歩み始める。
著者等紹介
三本松稔[サンボンマツミノル]
1936年、熊本県天草市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。フリーランサーとして、映画・テレビ・展示映像などの企画、脚本、監督。音楽、美術番組などを多く手がけ、現在は小説など執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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