出版社内容情報
始まりは、何枚かの衛星写真だった。
トーパ王国より北、不毛の地と思われたグラメウス大陸に、
謎の詳細不明地域と文明らしき火の痕跡が発見された。
日本政府は研究員を派遣する前の事前調査として、
新型輸送機『C-2』による陸上自衛隊の
グラメウス大陸先遣調査隊の派遣を決定する。
パーパルディア皇国戦の真っ只中で準備は着々と進み、
伊丹駐屯地所属の岡真司三等陸曹も
先遣調査隊として『C-2』に乗り込んだ。
だがグラメウス大陸上空を飛行中、
運悪く大規模な磁気嵐が『C-2』を直撃、墜落する。
機体が落ちた先は、魔獣の脅威に晒される王国だった。
ただ1人生き残った岡は、自らの運命に立ち向かう――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぎゃぐれー
5
ただひとり取り残されてしまった自衛官が現地の人々に戦い方や技術を教えて危機を乗り越えるという展開。今風の俺TUEEというよりは、戦後日本兵が戦地に残って独立戦争に従事した感じに似てる。このシリーズにしては珍しく、主人公が固定されているので感情移入がしやすい。2020/01/22
えぬ氏もわるよのぉ
2
本編とは別の作家による外伝、第二弾。前巻に比べればすっきりしてるが、まだ、まだるっこしいところや強引な展開があって、本編ほどにはエキサイト出来なかった。だが、本編の補完の意味では読んでおくべきだろう。2020/04/07
hideki
0
日本国召喚の外伝Ⅱですが、唯一主人公がいる物語で、日本国召喚や外伝Ⅰよりも小説としての完成度が高く、みのろうさんの原案を高松さんが小説化する形の完成形と感じます。願わくば、日本国召喚の続編が、このペアで再出発することを期待します。2024/12/10
-
- 和書
- 両大戦間の横浜正金銀行