内容説明
ハイデガー、ベルクソン、ドゥルーズはこう言っていたのか!かならず死んでしまうのに、われわれはなぜ、苦労して生きていかなければならないのか?「存在」と「世界」のあり方を問いつづけた哲学者たちの思考をたどる。
目次
第1章 なぜ私は存在しているのか?―哲学との出会い(最初の一歩;哲学とは何か?;哲学と思想 ほか)
第2章 「存在」と「無」―ハイデガーと西田幾多郎の哲学(ハイデガー;存在と無と場所と;「もの」と「こと」 ほか)
第3章 哲学者たちは世界をどう考えてきたのか(世界は私か、それとも存在しないのか;よくわからない「モナド」―ライプニッツの宇宙;「モナド」再考 ほか)
著者等紹介
中村昇[ナカムラノボル]
1958年長崎県佐世保市生まれ。中央大学教授。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪月花
32
本屋さんでたまたま見つけて、興味をそそられたので、図書館で借りてみる。中央大学で哲学を教えていらっしゃる中村昇氏が、比較的わかりやすく、読者に話しかけるように「存在」とは何か、「無」とは何か、と解説してくださっている。ハイデガーやカントくらいは聞いたことがあっても、全く知らなかった哲学者の名前もどんどん出てきて、だんだん頭が「無」とは程遠いパンパン状態になってくる。誰も止めることのできない流れていく時間をメロディの流動性に近いもの、とするベルクソンの説明が興味深かった。再読必須。2026/03/28
んぬ
0
筆者が哲学沼にハマった経緯が書かれていておもろい。自分も小林秀雄にはハマった時期があったので共感できた。ハイデガーや西田やライプニッツは何度入門書を読んでも意味がわからんと匙を投げていたが、一般人向けに咀嚼してくれるこの本はわかりやすく腑にも落ちやすくで良かった。ドゥルーズまで射程に入ってるのも良い。モナドの世界を畳み込む考え方や西田の絶対無は気になるので関連書籍を読みたいところ。2026/03/08
キャラ
0
おもしろい。言葉に対するご自身の感覚や理解のままに思索を連ねていくので、わかりやすいと思うところはとてもわかるし、説明が入って来づらいところもある。現存在の様態があるから、存在とそれによる無も生起するし、了解できる。生命、というか物質すべては流動し、いまいま変容し続けていて、環境(意味連関の世界内)で生じる生成と消失により開かれた関係そのものが、固有の「もの・こと」となる。生きるとは、現れ続ける差異や矛盾を止揚するなかで、認識される自己同一性であり、これが活動的存在。アンリ・フォシオンを思い出した。2026/02/10
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