感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
水色系
18
愛についての短歌。愛ほど一義的でないものも無くだからこそ愛について書かれた本があるとつい手に取ってしまう。くちびるをあわせることをゆるされてはじめてしったやわらかい他者(P21、真野陽太朗)/あの友は私の心に生きていて実際小田原でも生きている(P57、柴田葵)/きみに逢う以前のぼくに遭いたくて海へのバスに揺られていたり(P67、永田和宏)/雪見だいふくだとあまりにふたりで感なのでピノにして君の家に行く(P82、石井大成)/またここにふたりで来ようというときのここというのは、時間のこと(P153、鈴木晴香)2025/09/07
チタカアオイ
1
【図書館】2025/09/15
スターガール
1
『「北極で北を失ふのと同じ 話すことなくて微笑んでゐる 魚村晋太郎」/「友だちが来てテーブルをくっつける 新しいテーブルの大きさ 谷川由里子」/「愛はとても速く誰もみたことがないとういそれをいまからあなたに見せる 野村日魚子」』2025/08/19
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0
短歌初心者にめちゃくちゃいいと思う。短歌の後に物語がゆるく続いて心地いい本だった。BARに訪れるっていうコンセプトもおしゃれ。この短歌好きだなっていうのを集めていったら自分の輪郭がはっきりするような気がする。2025/09/25