感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
44
時代が追いつかないのか、早く生まれすぎてしまったのか、わかりませんが、どんな時代でも、体制という枠にはおさまらない人はいるものだと思います。今の時代から見れば、さぞかし窮屈だっただろうにと思うこともあります。こうした方々に陽をあててくださる平山さんの一連の作品は貴重な資料です。戦後編になれば、少し知っている方々も登場してくるのかと楽しみです。2025/12/06
くさてる
19
どの時代でも、こうやって世間が求める「普通」の女としての生き方からはみ出てしまう女性たちはいたはず。けれど、戦前という時代の不自由さを思えば、そこで自分を持って生きた女性たちの個性は、まさに「エキセントリック」と呼ばれるものだったのかもしれない。でもね、こうやって普通の物差しから外れて生きた女性たちの残した爪痕が、いまの私たちの生き方にも広い意味で影響を与えているんじゃなかろうか。この本で紹介されているたくさんの女性たちの生き方を読んで、そんなことを思いました。おすすめ。2025/10/30
あずき
7
戦前にこんなにパワフルな女性陣がいたことに改めて感動。子供時代、父が集めていた「太陽」別冊で昔の文化人の恋愛事情や行動を読んでいて知った著名人との繋がりも面白かった。あの交通手段も船だけで海外あちこち回っているのもすごいな。戦後編も是非!読んでみたいです。2025/08/21
manabukimoto
5
痛快、爆笑、そして驚愕。 明治から昭和初期までのエキセントリックな女性たち二十人を紹介した偉人/異人伝。 文壇界で千人斬りを成したりと、亡き夫の会社を引き継ぎ女社長として有数の会社に成長させたり。 大正デモクラシーの途上で、民主主義はおろか、ジェンダーなんて発想は皆無の時代に、今までにない=前例を踏襲しない=エキセントリックな生き方を選んだ彼女たちの生き様のカッコいいこと。 保守化している現代では、なかなか現れないのでは。 二十人、誰一人知らなかった。歴史の海は広く深い。2025/08/11
きよきよ
3
昔の色々な変わった女性の話。紹介文はおもしろかったが、細切れだったのと人数が多すぎてイマイチ。★★⭐︎2.52025/10/05




