感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
12
日本在住の作家ながら英語のみで創作活動をしているという著者の短編集。日本の怪談からテーマを膨らませた作品もあり、翻訳の巧みさもあってか違和感なく読めました。怪異、ひととひとならざるものの交流、と解説にあるけれど、わたしにはより奇想に近い幻想譚だと思えました。ケリー・リンクとかお好きなひとにおすすめ。面白かったです。2025/11/09
timeturner
6
日本の怪談をテーマに英語で書く作家と聞くと小泉八雲を思い出すけど、あちらが「再録」であるのに対してこちらはどこまでもオリジナル。何にインスパイアされたのかよくわからない話もあるけど不思議な魅力があって癖になる。おぞましく美しいハピリー・エバー・アフターの「NINI」が衝撃的。2025/09/02
245
2
日本在住日本人なんだけど、英語で書かれた翻訳文学。私は「巨人の樹」が特に好き。覚えていない夢から覚めたときの切ない感じと人に包まれて眠るときの幸せな感じが思い起こされる。日本の怪談的なとこは、ネイティブで読む人はどんな感覚になるのかなあ?2025/08/14
furoyomi
2
日常から天地創造へ。SF.ファンタジー.ホラーとそれぞれ読み味の異なる11編は、明らかに意図を持った掲載順に並べられている気がします。その流れを意識した上で「つらら」「童の本懐」「NINI」の中盤作品が自分には相性がよく面白く読めました。2025/08/11
jolly
1
おもしろいのと入ってこないの。そんなもんです。新刊が出てもたぶん読まない。暗くなるのが早くなった。 2025/10/30
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