内容説明
なぜスタッフと選手は対等ではないのか。マネージャー、トレーナー、アナライジング・スタッフ、チア…学生スタッフの語りから見えてきた過重な「ワーク」の実態。社会学的な視点から、大学運動部のあり方を問い直す。“人々のための社会学”といわれるIEに依拠した日本初の経験的研究。
目次
第1章 「女子マネージャー」研究の現在
第2章 なぜインスティテューショナル・エスノグラフィーを用いるのか
第3章 学生スタッフの経験記述を読む
第4章 「見えないワーク」をするマネージャーの声
第5章 テーピング以上のワークをするトレーナーの声
第6章 分析以上のワークをするアナライジング・スタッフの声
第7章 応援以上のワークをするチアの声
第8章 学生スタッフと選手の対等な関係に向けて
著者等紹介
関めぐみ[セキメグミ]
甲南大学文学部社会学科准教授。大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。専門はジェンダーとセクシュアリティの社会学、スポーツ社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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