博学者 - 知の巨人たちの歴史

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  • サイズ 46判/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865284225
  • NDC分類 361.2
  • Cコード C0020

出版社内容情報

「全知全能の情熱が世界を動かした」

レオナルド・ダ・ヴィンチからスーザン・ソンタグまで。



情報量の爆発的増加、知識の断片化、押し寄せる専門家の波--
幾度の危機を乗り越え、いかに博学者は生き残ったか。
文化史家の重鎮ピータ・バークが、15世紀から21世紀の西欧で活躍した約500人の伝記を検証し、知識の社会的な動向を記した大著。
知ることに取り憑かれた者たちの肖像と、その大いなる冒険。

・哲学という語を創造した最古の博学者ピュタゴラス
・万能なのにいつも仕事は未完のレオナルド・ダ・ヴィンチ
・華やぐ宮廷でニュートンを翻訳したシャトレ侯爵夫人
・中国のライプニッツと賞賛された博識の沈括
・透視図法の初目いだけでなく何でも知っていたブルネレスキ
・哲学者デカルトが家庭教師をしたクリスティーナ女王
・生涯独身であらゆる知識に通じた修道女フアナ
・万余の文通で知識を得たペーレスク
・経済学だけでなく文藝や天文学史を著述したアダム・スミス
・スーザン・ソンタグは博学にして批評家


「博学者は歴史のなかで冷遇されている」と言われてきた。「ある者は忘れ去られ、多くはわれわれが分かるような部類に無理に押し込められている」。これから幾度も述べることになるけれども、博学者はその多彩な偉業のうちのほんの一つかそこらでしか人の記憶に残らない。今こそ、この偏ったあつかいをただす時だろう。実際のところ、専門家文化にあらがって、個々の博学者について近年多くの研究が積み重ねられており、その数は増えつつある。私はこれまでこれらの論文の多くを、感謝の念を抱きつつ利用させて頂いた。その中にはレオナルドやライプニッツのような知の巨人ばかりでなく、デュモン・デュルヴィルやウィリアム・リーズの如き半ば忘れられた人物も含まれる。だが博学者全般をあつかった研究を見つけるのは容易でない。確かに研究の数は増えてはいるけれど、専門誌やラジオ番組でほんの少し扱われるくらいである。
(序章「博学者とは何か」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

owlsoul

8
すべてに精通した普遍的人間。それはルネサンス期に高まった理想像の一つであり、ダ・ヴィンチをはじめ多くの人物がその逸話を残している。しかし、時代と共に学問や技術は複雑化し、一人の人間では到底網羅できない世界が到来した。いわゆる「専門家の時代」において、博学者は過去の遺物なのだろうか。当然そうではない。博学者は専門化の視野狭窄を乗り越え、細分化された世界を再編集し新たな分野を切り開く。専門家からの批判は理解しつつも、私はやはり博学者に憧れてしまう。彼らの見た景色に1mmでも近づきたくて、私は今日も本を手に取る2025/01/25

μέλισσα

1
初めて本の世界に入って自己啓発書を読んだときのような。自分もこうなりたいといった高揚感が個人的にはありました。 モチベーションのためにこれから何度かつまみ食い的に再読するのかも。 ただ、博学者が学問的になしうることというのは新しい領域へ移りわたる梯子のようなものであり、そこに一定人数が移住して繁殖可能になればもはや役割を持てなくなるようなものなのかもしれないと思うと私の好奇心も頑張って飼い慣らさないとなという気持ち。 私は理系学問の方にまだあまり触手が伸びていないのでそれ以前の段階ではありますが。2025/01/14

takao

1
ふむ2024/12/09

Shori

1
1ヶ月くらいかかって読了。学問のタコツボ化が悪のイメージがあったけれど、情報爆発と知の産業化による不可避な現象と認識改めた。コンサル仕事もそういう側面がある気がする。広く課題解決できるプロから、専門領域の明確化へ。市場価値としてわかりやすいのと、育成がしやすいから。博学者のジレンマも近く、なんでも知ってる人、の需要は不明確。古くは宮廷、現代は財団と大学がその役目を担う。学際性の例として環境が出てくることにも納得。日本のここ20年くらいの新しい学部は、国際と環境のイメージ。 あと、何より装丁がカッコ良い。2024/12/05

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