出版社内容情報
新進気鋭のエッセイストによる待望の第一歌集!
栞文:大森静佳、服部真理子、堂園昌彦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
練りようかん
16
第一歌集。新婚や転居など新しい暮らしを想像させ、出来上がった他者の土地で発見する違和や異物感が立っていた。“言い合いの後のベランダやわらかい月の影まではじめて見た日”はイアアウアイの好きな形で、目と心の情景がしっくり重なっていい。“だんだんと饒舌になってゆく人の顎のあたりのなめらかな線”はわかるという気持ちで手を叩いた。字あまりがとても多いのだが、三名の栞文で定型からの抵抗や従順なものへのおそれとあり符合した。それによってぐっと好きになったのは“オレンジのブラインドがみな降ろされて炎のなかのコメダ珈琲”。2025/03/30
しーのこ
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解説を読んだら余計に訳がわからなくなったけど、解釈の仕方が書いてあるわけじゃないのは、解釈の仕方は無限にあるからなのかな。 全然訳がわからないのもあったし、こうゆうことかもって思うのもあった。歌集ってそうゆうもんでいいと思った。2024/09/21